ライドシェア解禁へ。タクシーの事故率は低くなく普通の人と同等。解禁しない理由が解らない

ライドシェアについての記事を見ると、メディア関係者はクルマ嫌い世代が多いため「タクシーなら安全。普通の人のクルマで事故に遭ったら誰が責任取るのか?」みたいな話になっていく。そういうメディアに限って事故率や衝突安全性について全く理解していない。調べてみたらすぐ解るけれどタクシーの1億kmあたりの事故率、乗用車の事故率と比べ顕著な差無し。

タクシーだって事故に遭ったらお金だけの補償です

今年の6月、昼間なのに居眠りされたタクシーに乗ってしまった! 乗り込んで10分くらいしたら少しばかり怪しい。やがて信号で止まった際、下を見ている。信号変わっても動き出さず。声掛けたら寝てました。どひゃ~! 事故に遭ったらどうか? JPNタクシーや個人タクシーはずいぶん違うが、未だ主流になっているタクシー専用車ってオフセット衝突にすら対応してない。

上の3台の中じゃ真ん中がぶっちぎりで安全です。しかもサイド&カーテンエアバッグや横滑り防止装置だって付いておらず。そればかりか助手席すらエアバッグ無し。よく若手を助手席に座らせるけれど、追突しようものなら酷いダメージを受ける虐待行為だと私は思う。JPNタクシーも助手席の目の前には危険物がたっくさん付いている。ここ、ナビや携帯置くことすら違反です。

ライドシェアの場合、事前にドライバーの評価を確認出来るし、システム次第では車種だって選べるだろう。評価点数の高いドライバーと、高年式で安全性の高いクルマを選べば、平均的なタクシーよりずっと安全で安心出来ると私は思う。そもそもバスなど公共の交通機関がない地域で10km先の病院へ行くとする。タクシーなら3500円前後。往復7000円だ。配車料も掛かります。

加えてタクシーを呼べない地域も出てきてしまった。同じ地域から病院のある地域に行く人だって少なくない。ライドシェアであれば乗せていく人にとっても嬉しい収入だ。”ついで”ならタクシーの3分の1だっていい。はたまた飲んでタクシー3500円掛かるとなれば、気軽に飲めないです。ライドシェアで半額だと大幅にハードル下がり地域だって活性化することだろう。

もちろんタクシーを否定する気は全く無い。タクシーはタクシーの便利さがある。ライドシェア解禁の後も「タクシーが安心だ」という愛好者は残ると思う。むしろライドシェア解禁でサービス競争になるため魅力度上がるかもしれない。ということで数値基準を作り、タクシー不足が顕著になっている地域から解禁していったらいいと思う。海外のように両立出来ると考えます。

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4 Responses to “ライドシェア解禁へ。タクシーの事故率は低くなく普通の人と同等。解禁しない理由が解らない”

  1. 魑魅魍魎 より:

    タクシー業界は、安定的な未来を提供できるのだろうか? タクシー業界が、業界として需要に応えられるなら、今迄どおり委ねたい。現実的に需要に対応できないなら、新たな対策もやむを得ない。タクシー業界は、新対策と共存共栄をはかるべきだろう。

  2. n52b25a より:

    数年前、「のってこ!」というライドシェアサービスがありましたよね(今もあるのかは知りません)
    当時ジェッタIIに乗っていて、一度だけ「のつてこ!」を使い下関市から大阪市まで大学4回生の女性を乗せた事があります。
    助手席に座る全身ジャージ姿の彼女は、ひとしきり会話した後5時間以上寝たままで正直拍子抜けした記憶が鮮明にあります。
    ジャージを着るのは自己防衛の観点もあるのかと聞きましたし、双方本人確認済みとはいえ男の私ですら警戒感もあり緊張した事を思い出します。

    一方でタクシーの利用方法は多岐に渡り、行き先までの送迎利用だけではありません。実例として配車アプリで自宅から100M先のコインランドリーに洗濯回収し自宅に戻るだけに利用する若い女性(すっぴんパジャマ寝起き姿で人目を避ける為 もしくは歩くのが面倒)、複数箇所を回る高齢者の買い物の足など、タクシーに対しお金を払う価値観は昔と異なり多種多様なようです。

  3. トヨタ車ユーザー より:

    タクシーの事故率は低くなく…
    この現状を業界も国も考えてほしいですね。
    仕事・出張で鉄道はともかくタクシーを使うのは、私有車で事故にあうと責任の所在をめぐってメンドウなるので仕方なく自分たちの責任にならないようタクシーを使うのです。
    一人でタクシーに乗っているとお金持ってるな~と思われる時がありますが、そんなんじゃない。

  4. W201 より:

    @takamikura304m

    「交通空白輸送を行う自家用有償旅客運送」が離島や過疎地で始まっている

    ↑これは必要だが、都市部のライドシェアは意味も規模も違う

    管理コスト、治安の問題等生煮えのままの決定には反対 (動画より要旨)

    (ぼくらの国会・第621回)「ライドシェア反対」

    https://www.youtube.com/watch?v=tt8qcNQIq88

    ライドシェアについて「料金を上げずに、息も絶え絶えのように辛うじて営業してきた私たちを、致命的に追い詰める。なぜ阻止してくれないのか」
    との趣旨を仰る個人タクシーの運転手さんからの書き込みもあれば、
    「タクシー料金が高くて使えない。青山さんは領収書を取らずにタクシーに乗ることがありますか。ライドシェア大賛成」
    との趣旨を仰る書き込みもあります。

    岸田総理は、ライドシェアを進める方向を、いつもの半端な表現ではありますが所信表明で打ち出されています。
    その前提となるはずの徹底的なシミュレーション ( 防犯、安全確保・事故防止、地域の特性などなど多様です )と
    制度設計 ( 資格審査、2種免許との問題、車両整備体制、緊急対処網などなどこれも多様です ) の提起、国民各層からの意見聴取をいずれも欠いたままの表明には、賛成できません。

    離島や過疎の地域では、この動画 ( 同じ第621回放送 ) でも述べているように、ライドシェアとは呼ばずに、地域限定で人の絆を活かし自家用車を活用することをとっくに実行しています。
    それの充実は支持しています。

    (青山繁晴の道すがらエッセイ 2023/11/3)

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