ランクル300のようなクルマはバイオディーゼルなどのカーボンニュートラル燃料という手もある

ランクル300のようなクルマを電動化しようとしたら、相当難しい。電気自動車だとバッテリー搭載量が大きな課題になってくる。ランクルのニーズその1は「遠くまで行くこと」。絶対的な航続距離を伸ばそうとしたら大量の電池を積まないとならないけれど、使った分の充電に時間掛かってしまう。100kWh使うと、急速充電器無く200Vでやったら34時間くらい必要。

燃料電池も水素の充填場所が無い山の中だと運行不可能。ハイブリッドならどうかと言えば、巡航時に必要な出力が大きいためガソリンエンジンだと熱効率悪い。もちろんノンビリ走ればいいのだろうけれど、ランクル300のニーズその2は普通のクルマと同じくらいの速度で巡航すること。ガソリンエンジンでハイブリッド作ってもディーゼルの実用燃費に届くかどうか。

さて。2030年に2013年比で46%減という二酸化炭素排出量の中間目標地点をどうクリアすべきか? 一番可能性高いのは、マルチフューエルだと思う。ガソリンエンジンならバイオエタノールや藻類などから作ったeガソリン。ディーゼルであれば植物由来のバイオディーゼルか、同じく藻類から作り航空機などが使おうとしているバイオ灯油ということです。

WRCは2022年からeフューエルに

これらの代替燃料、全てカーボンニュートラルと見なされる。価格はバイオエタノール&ディーゼルなら燃料課税さえしなければ今のガソリンや軽油と同等になると思う。2030年時点でガソリンや軽油を50%くらい値上げし、バイオエタノール&ディーゼルを現在と同等レベルにしておけば皆さんカーボンニュートラル燃料を使うことだろう。全体的に見たら46%減を実現出来る。

そもそもランクルの主な市場である中近東などは化石燃料が豊富。おそらくランクルのような砂漠を走るクルマについていえばサバイバル能力が重視されるため無理にカーボンフリーは求めないと思う。したがって4~5年中にマルチフューエルのエンジンを作り、化石燃料の使用規制地域外ならガソリンや軽油を。日本のような削減を求められている市場はカーボンニュートラル燃料でいける。

F1も2025年からeフューエルか?

少なくとも2035年くらいまで内燃機関の販売は認められる。その時点でカーボンニュートラル燃料を100%使っていたなら、二酸化炭素の排出はエンジンオイルのみ。2030年から2050年に向けてのパワーユニットは2030年くらいまでに決めればいいと思う。カーボンフリー=電気自動車という硬直した考え方をしがちながら、様々なアプローチがあると考えます。

ただしランニングコストに代表される総合バランスを考えたら、乗用車は電気自動車がベストです。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ