ルノー・日産・三菱自動車のアライアンスも2030年にトヨタと同等規模の電気自動車360万台を目指す

27日、ルノー・日産・三菱自動車は「アライアンス2030」という共通ロードマップを発表した。骨子を下に挙げておきます。大雑把に言えば3兆円を投資し3社の共通化を進め、5つのプラットフォームから35車種を作る。2030年までに約360万台分の電池生産能力を確保。日産は全固体電池を担当。ルノーが電気/電子関係の開発を担当していく。三菱自動車頑張れ、という内容。

1)2030年に向け電気自動車とコネクテッド・モビリティに注力
2)2026年までにプラットフォームの共用化を80%を目指す
3)三菱自動車はルノー車をベースとする2車種を欧州市場へ投入
4)電動化を加速するため今後5年間で3兆円を投資
5)5つのEV専用共通プラットフォームをベースに2030年まで35車種を投入
6)日産がマイクラの後継となる新型EVを欧州で発表
7)2030年までにグローバルで220GWhのバッテリー生産能力を確保する
8)日産は、全固体電池の技術開発をリードする
9)ルノーは一体型の共通電気・電子アーキテクチャーの開発をリードする

ちなみに360万台の根拠は220GWhというバッテリー生産能力から推測したもの。1台平均で60kWhの電池を搭載すると360万台ということになる。日産、遠回しに数字を出しているが、トヨタの「2030年に350万台」より多い。アライアンスの合計台数をトヨタと同等規模の1000万台だとすれば、同じくらいの電気自動車販売比率ということに。案外現実的な予想だと思う。

とはいえ9つの項目、濃淡激しい。上の写真は6)で紹介したマイクラの後継モデルとのこと。ルノーが開発を担当する小型電気自動車プラットフォームを使う。ルノーがフランス北部で立ち上げる『エレクトリシティ』で生産するそうな。フランスでクルマ作ったら日本に持ってきても高くて競争力無し。よって欧州専売車だと思うけれど「9項目に入れるほど大物か」と思う。

2)もそれほどの台数規模になると思えず、大きなニュースじゃなし。220GWhを目指すという7)番目は、トヨタのように材料から確保していると言うような補足無し。ただバックにフランス政府が付いているから、やるとなったら出来ちゃうのかもしれません。全体的にホンワカした目標ながら、お互いの強さを上手に出し合えば面白いかも。三菱自動車、東南アジアは独自活動が出来そう。

日産の状況を俯瞰すると、世界全体の販売台数こそ前年比0.9%の微増だったが、利益率高いアメリカで8.7%伸ばしている。2021年度決算は久々の黒字になり株主配当も復活することだろう。今回の発表を受けての株価が気になるところながら、動きはトヨタと同じようなもの。28日の15時は27日9時から微減しており、上がっておらず。あまり評価されていない?

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