中華リン酸鉄電池、ネット通販で買うとロシアンルーレット状態なので大注意!

何回かクルマで使うリン酸鉄リチウム電池を紹介したら、キャンピングカーや太陽光発電用に使えないかという質問を貰った。結論から書くと「使えるけれど玉石混交です」ということになる。下はネット通販などで普通に出回っているリン酸鉄電池。外から見たら普通に見えるものの、フタを外してみたのが下の動画。どうやったらこんないい加減な配線になるんだろうか?

 

しかもリン酸鉄リチウム電池と言えども普通の鉛電池より充電管理は厳格に行わなくちゃならない。電圧や電流だけでなく温度管理も重要。そのため『BMS』という装置を組み込む。下の動画を見ると、BMSは付いているが怪しい。相当怪しい。これで温度管理出来るんだろうか? 爆発的には燃えないと言われるリン酸鉄リチウムながら、温度管理をしなければ物理的に破損して発火します。

ちなみに下のリン酸鉄リチウム電池は同じ中華製品ながら丁寧な作りになってます。バイク用のリン酸鉄リチウム電池を考えているのなら定評のあるメーカーを選ぶこと。とにかく中華製品の品質はピンキリです。恐ろしいことに買っちゃアカンヤツも価格だけ見ると大差なし。このあたり、全く安くない「新型コロナ禍による食材のディスカウントと称しているネット販売」と同じです。

「Ampere」や「Renogy」など評判良い

中華製品を買うときのコツは「世界に通用してるブランドかどうか」のみ。DJIなどのクオリティを疑うヒトは居ないし、PCもその分野に詳しい人に聞いたら「今のおすすめはファーウェイでしょうね」というので欺されたと思って買ってみたら、確かに相当良い! 15.6型 /AMD Ryzen 7 /SSDは512GB /メモリ8GB/バッテリー駆動8,2時間というスペックで7万9800円! 日本ブランドの半額近い。

ファーウェイのPC。十分なスペックで7万9800円

ということで中華製品をネット通販で買う時は情報確認が絶対に必要。いい加減な商品紹介やレビュー多いし、ユーチューブだって同じ製品で評価が全く違う。10万円以下の買い物ですらこんな状況である。ネットから得られる情報でクルマ選びなどの参考にするなら(もちろん自動車メーカーの場合、大ハズレ無い。リセールバリューが全く違うことくらいでしょう)慎重に。

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