今年のCOTYは2位に圧倒的な差を付けプリウスでした

自動車業界の年末行事であるCOTYが決まった。COTYで盛り上がれるのって、自動車生産国の特権だと思う。現在進行形で開催してるのは日本とアメリカ、欧州のみ。やがて中国や韓国も始めるかもしれません。結果は下の通り。プリウス、10ベストの中では圧倒的な存在感だと思う。最高点の10点を投じた人がたっくさんいました。ちなみに私もプリウスに10点を入れた。

点数の詳細はコチラから

意外だったのはBMWの2位。今年からレギュレーション変わり、1位10点。2位4点。3位2点という極めて変則的な投票方法になった。昨年までは25点の持ち点。1位に10点を入れ、残りの15点を4台に入れるというもの。プリウスの1位は圧倒的だし実力だと思うけれど、お祭りなので3台じゃなくもっといろんなクルマに点数を入れたかった。1位の10点と2位の4点も点差ありすぎ。

60人中31人がプリウスに最高点!

部門賞は『デザインCOTY』がデリカミニ。このクルマ、内容はeKワゴンと同じながらデザインの変更だけで売れ行きを3倍に伸ばした。デザインの大切さをしっかりアピール出来たと思う。そういった意味じゃプリウスも同じ。プリウスもデザインCOTYを獲得してってよかった。今年ほどデザインの重要性が評価されたCOTYはない。私はデザインCOTYはデリカミニに投じました。

テクノロジーCOTYは発電専用エンジンを搭載したことと、高速道路のハンズオフ走行が出来るという理由でセレナ。個人的には「凄い!」と思える新しい技術は無かったので棄権。同じことを考えた選考委員が3人いましたね。もちろんセレナの受賞にゃ異論ありません。前述の通り自動車業界のお祭りなので、いろんな盛り上げ方があっていい。

本賞が日本車だった場合、輸入車の最上位はインポートCOTYになる。過去、VWゴルフ、ボルボXC60とXC40が本賞を獲得した年はインポートCOTY無し。X1、日本車に50点も差を付けての2位は大健闘だと思う。X1が評価された理由は、同じボディにマイルドハイブリッドとディーゼル、電気という3つのパワーユニットを採用した点にある。日本で同時発売も評価された。

ということで私の投票は10点がプリウス。4点を圧倒的な売れ行きと仕上がりの良さを持つアルファード/ヴェルファイアに。乗って仕上がりの高さに感動したレイバックと、リージナブルなインプレッサの3兄弟合わせて2点とした。今まで通り5車種に配点出来るのなら、グレカーレとX1にも入れていたと思う。プリウスの開発陣に『Congratulations!』です!

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6 Responses to “今年のCOTYは2位に圧倒的な差を付けプリウスでした”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    COTYは業界のお祭りと割り切って以来、クルマ好きの自分でもCOTYにはほぼ関心が無くなりました。

    お祭りと割り切らざるを得ない程、消費者感覚と離れていたからなのですが、さすがに今回プリウスが賞を逃したら完全に離れるところでした。

    それにつけても毎年毎年思うのは、カー・オブ・ザ・イヤーなのだから、その年の新型車に限らず、その年に一番売れたクルマや一番実燃費の良いクルマ、満足度の高いクルマ、一番人気の中古車、一番事故率の低かったクルマ等々、ヒョーロンカの恣意的な投票だけではなく、多方面の実績データから、消費者目線でその年最高の一台を、部門賞として選んでも良いように思います。

    「創って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」。自動車業界が白け気味な今こそ、本田宗一郎さんの言葉をCOTYにも注入して欲しい。

    あっ、そういえば、ホンダの社是でしたっけっけ???

    ご本家様は、アメリカかぶれですっかり忘れているみたいだから、この際、COTYや自工会、日本自動車業界のスローガンにしたらどうでしょう。

    おちょっかい抜きです、はい。

    • アミーゴ5号リボーン より:

      追記デス。
      確か今のホンダの社是は、「買って喜び、売って喜び、作って喜ぶ」でした。藤沢武夫さんが、ユーザーファーストの視点から並べ替えたと聞き及んでおります。

      ということは、本田宗一郎さんのオリジナルは、今のホンダの社是ではない訳で、日本自動車業界が採用してもかぶりません。

      本当に素晴らしいスローガンだと思います。日本自動車業界の宝ですよ。

  2. ナンケイ より:

    この時期になると思い出しては喉元過ぎるとすぐ忘れるのですが、我々一般人がwebサイトを通じて、同じレギュレーションで、あなたならどう投票する?っていうサイトがあっても面白いのになぁ。と思います。

    メールアドレスorSNSアカウントからログインして可能な限り一人複数回投票できないようにして。
    どうやってもインチキする人はいるだろうし、それの点数と本物の点数と乖離が出たとしても、それはそれ、これはこれ。と割り切る必要はありますけど、お祭りなのですからそういう楽しみがあってもいいと思います。

  3. タカハシナオエイ より:

    デザイン賞とテクノロジー賞は当たりました!
    本賞はアル/ヴェルかと思ったんですけど、外れましたね。
    アル/ヴェルが好きな訳じゃないですけど、点を集めそうかなと思いました。
    プリウスは三代目がピークで、ハイブリッド車が普通になると存在価値が無くなると思いましたが、デザインで攻める方へ方向転換した感じですね。

  4. K.A より:

    プリウスPHEV納車から6か月経ちました。いろいろと指摘されるネガな部分(寝ているピラーの死角、メーター下部が見えない、頭上の圧迫感、内装の品質、乗降性の悪さ、トランク容量など)はほとんどもしくは全く気になりません。それより、圧倒的なスタイルの良さ、運転支援機能、スムーズな乗り心地、HEV時の燃費の良さ、電気自動車感など大満足です。通勤距離が短いので天気によりますが、休日昼間の太陽光発電でバッテリーの半分から2/3は賄えます。納車後1か月で一度給油したきりで近々2回目の給油予定です。イメージカラーのマスタードとにかくかっこいいです。

  5. NRT より:

    プリウスにじっくり乗ってみたくて、休日にレンタカーで借りて一日中走り回ったことがあります。パワーやハンドリング、つまりドライバーズカーとしての魅力は旧型から100倍ぐらい進化していて全く別物だと感じました。乗り心地が固いとか後席が狭いとか言う意見もあるようですが、あのドライブフィールやデザインとのトレードオフなら全ったく気にならない。ただ、高負荷時のエンジン音が厳しい… 山坂道や中央道の登り区間だとひっきりなしにワォーーン!ワオオオオオオン!と軽自動車並みの音で会話もままならない。「静粛性が高い」とコメントしている選考委員の方すらいますが、静かなのは街中をモーター走行している時だけで、回すと相当酷い音でした。あれだけドライブフィールを磨いたクルマなら回した時の音は大事だと思うのですが、私の感覚がズレているんですかね?その意味でバランスシャフト付きのPHEVはとても興味あります。

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