愛知県大英断? あおられたら急ブレーキ掛けてOK! 当たり屋が跋扈すること間違いなし!

凄いことになってきた! 愛知県警は「ホーンなど慣らし500mあおられた。そこであおられた車両が急ブレーキ掛けたら追突。あおられた車両の乗員はケガしたということで、あおった方を傷害容疑で書類送検した」という。急ブレーキ、今まで私は過剰防衛になると考えていました。車間距離を詰められた状況で急ブレーキ掛ければ99%追突します。ただ他車に危害が及ぶ可能性も。

あおったクルマを追突させれば被害者に!

下は茨城で起きたあおり運転の実況見分中に発生した追突事故。先行車が急ブレーキ掛けたら追突するだけでなく、ハンドル切るなど回避操作したら他車まで巻き込む。トラックだったのでケガはしなかったようだけれど、バイクであれば命の危険性出てくる。といったことを考えたら、急ブレーキで追突させる対抗策は相応の緊急性無い限りすべきじゃ無いと思っていた次第。

しかし愛知県警はホーン+500mのあおり運転で急ブレーキ対応を認めた。驚きです。追突した側を傷害罪容疑としたため、事故で発生した損害も全て追突した側が支払うことになるだろう。そもそも現在の高速道路の一般的な車間距離だと、急ブレーキ掛けられたら止まれない。あおられてむかっ腹を立てた輩が片っ端から急ブレーキ掛けられようモノならアブナイの何の!

ちなみにあおられた車両を”仕留める”のは簡単だ。100km/hで走っている時の停止距離は、超素晴らしい反射神経を持っている人でペダル踏むまで6m空走。世界一のブレーキ持つポルシェ911のGT3すら停止まで30m必要。最短36mとなる。高速道路で割り込まれない程度の車間は20m。したがって少し車間距離短い状態で急ブレーキ掛けられたら、確実に追突すると考えていい。

加えて追突する側は急ブレーキ掛けるため、接触時の速度は50km/hを大きく下回る。この程度の速度なら追突されても覚悟さえしておけば大きなケガはしない。しかも傷害罪で訴えられたら、罪を軽くするため少なからぬ和解金を支払うのが普通。もちろんクビが痛いと言えば、医療費や慰謝料だって支払われる。当たり屋からすれば素晴らしいビジネスチャンス到来だ。

酷い世の中になりました。唯一の自衛手段は、高性能自動ブレーキ付きのクルマでアダプティブクルコン使い走ること。

 

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