日本勢にとって重要な東南アジア市場に新しいチャレンジャーが登場! シェアを奪われるか?

1年ぶりのバンコクである。クルマの動向はタクシーを見ればある程度解るのだけれど、依然としてスワンナブーム空港のタクシーはトヨタ車ばかり。見渡す限りタクシー車両の変化は無い。電気自動車のハイヤーも登場しているけれど、利用率は高くないようだ。ちなみに気温6度の羽田空港を出て6時間40分飛んだバンコクの気温は33度でした。暑い。

空港を出て市内に向かうと相変わらずの混雑。タイに限らず東南アジアの大都市近郊って、新しい道路が出来ているワケじゃないのにクルマはドンドン増えていく。1km移動するのに1時間掛かることだって珍しくない。だったら歩けっていう話だけれど、暑いのでクルマを買えるような収入の人達は歩かない。下のような道はバイクタクシーも使えないです。

いわゆる空飛ぶクルマ(クルマじゃなくドローンですね)の需要が出るとすれば、東南アジアだと思う。ヘリコプターより安価かつ手頃なコストなら絶対ニーズあります。航続距離は10kmもあれば問題無し。ビルの屋上を発着場所にすればOK。プロペラが10個以上あるようなドローンであれば、落ちることはまずなかろう。移動速度に制限を掛けることで管制も可能。

閑話休題。日本の自動車メーカーにとってタイなど東南アジアは重要な収入源になっている。今まで東南アジア市場はアメリカ勢や欧州勢、最近では韓国勢がチャレンジしてきたけれど、ことごとく日本勢によって撤退を余儀なくされている。タイでいえばモータースポーツに代表される自動車文化の歴史が長く、良いモノをしっかり見抜く。やはり日本車が一番らしい。

そんな東南アジアに新たなチャレンジャーが登場してきた。中国の電気自動車である。上はORAという中国製電気自動車。いくつかの中国製電気自動車は補助金を使うことでガソリン車より安くなってしまう。今年の春くらいから急激に売れ始めており、今やバンコク中心部では10%が電気自動車になっているという。果たして中国勢は日本車にとって驚異か? 取材してみます。

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