河野太郎議員「交通違反をした時の切符の拇印は任意で違反者の義務ではありません」。最高だ!

クルマの味方をしてくれる議員といえば「ズルい取り締まりをするな」と言い切った古屋圭司衆院議員が有名ながら、河野太郎議員も自分のツイッターで「交通違反をした時の切符の拇印は任意で違反者の義務ではありません」だって。根拠になっている通達をアップしている。「違反者の押印等が任意であることを適切に周知させて欲しい」と書いてあります。

素晴らしい! この通達、興味深いことに「押印や拇印なくても証拠能力が直ちに否定されるものではない」と書いてあり、すなわち「反則切符切られたら押印や拇印なくても違反だからね!」と言いたいのだろうけれど、そうはいかない。100歩譲って動画などの証拠が残っていれば、押印や拇印無くたって違反は確定できる。したがって上の通達は正しい。

一方、動画などの証拠がない違反についちゃ厳しい。捕まった人が「違反しました」と自認する押印や拇印なければ証拠固めから行う必要ある。よって動画や第3者の証人証拠無く、しかも本人の自認無しだと裁判で有罪に出来ない。もっと言えば証拠無き違反は全て起訴猶予か不起訴になる可能性大! 河野太郎議員の真意は「いい加減な証拠でキップ切るな」です。

今後、おそらく交通取り締まりを行う警官は動画をしっかり残そうとするだろう。ここからが面白い! 例えば完全に一時停止しなかったとしても、十分安全な速度まで落としていたとしよう。反則金(裁判になれば罰金になる)は危険度によって勘案されるべきもの。完全に停止していなくたって、安全を確保出来ていれば説諭や注意などで済ますべき事案である。

動画無ければ「止まらなかった」ことだけがクローズアップされてしまう「白か黒」の判定になるも、動画あると灰色など出てくる。こうなれば裁判しても罰金になんかならない。現状では軽微な違反で反則切符切られそうになった際「やってない」と主張して拇印押さないと「裁判になるぞゴルァ!」みたいに脅される。警察はそんなことしちゃダメよ、と河野太郎議員は言ってる。

逆に動画見て明らかに危険な違反者は問答無用でオシマイ。河野太郎議員エライ! と讃えておく。上の通達、プリントアウトして免許証と一緒に持っておくことをすすめます。

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4 Responses to “河野太郎議員「交通違反をした時の切符の拇印は任意で違反者の義務ではありません」。最高だ!”

  1. アミーゴ5号 より:

    先日かみさんから、「お父さんは、自衛隊はさん付けしてリスペクトしているけど、警察の交通課にはもの凄く強気で、大きい馬と鹿とかヤクザ扱いするよね。」と言われました。

    そりゃあそうです。
    自分は東日本大震災の後、自衛隊さんの復興支援活動は、一生忘れません。

    一方で二人で待ち伏せして、チンケな違反を取り締まる交通課の警官達は、合法的なカツアゲをしてるようにしか思えません。

    そんな自分も、先日チンケなカツアゲに捕まりますた。キップにサインさせられましたが、拇印は拒否しました。「サインだけでいいんでしょ? ハンコや拇印はいるの? どこぞの大臣が公的書類で廃止したでしょ!」と。

    その時は本当に激怒していたので、「あっあ、いりません、大丈夫です。」ということでした。はい。

  2. Rotarycoupe より:

    署名だけでOK、押印不要と昨年6月に通達したのに現場に浸透しておらず、その3ヶ月後に再度周知徹底を求めたものです。

    署名も任意ですが、これも得られない場合は代わりに調書を作成し、これに署名しなければなりません。ここでも署名しないと最終的には逮捕もあり得るのでご用心です。調書に署名すれば何度かの確認の後、検察庁へ送られて警察から離れます。

    それにしても内部文書を公表した河野さん、大丈夫でしょうか。これで警察も敵に回したことになってしまいますが。事前に了解を得ていると良いのですが。

  3. 自分、ノーサインで現場検証して検察に書類送りと
    いうのを経験したことがあります。
    警察にも間違いはあるのですから、納得いかないときには
    物言いできるシステムが必要です。
    その点今の青切符制度は明らかに警察に都合が
    良すぎます。

  4. 河野太郎とブラックサタン より:

    <紅のブロッカー>「私、ブロックされてたようです… 一応、自民党所属です…」

    自民党所属の広島市議会議員、河野太郎にブロックされる」 俺も自民党員ですよ。

    しかも河野さんとは絡んだことも無いのに2年以上前からブロックされてますよ。

    ブロックの基準が分かりません。

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