軽井沢のバス事故と同様、生産メーカーに検査を依頼した北海道のバス事故、運転手起訴は違法!

軽井沢のバス事故の原因は99%ブレーキトラブルだと思っている。なぜドライバーの技量不足だけクローズアップされるのか理由すら解らない。それでもバス会社の泣き寝入りかと考えていたら、札幌地方裁判所が素晴らしい判断をした! 9年前、北海道でバスが横転し、13人の重軽傷者を出した。ドライバーは事故前に異音を聞いており、コントロール出来なくなって横転したと主張。

この判決を報じるNHKニュース

実際、フロントサスのロアアームを固定しているセンターメンバーが破損しており、こうなるとステアリング操作不可能になる。しかし警察はあろうことか事故を起こした車両の調査を生産者である三菱ふそうに依頼した。軽井沢のバス事故と全く同じ図式です。そして北海道の事故でも検察側は「ハンドル操作が不能でもブレーキを踏めば止まれた」と技量不足を主張していたのだった。

事故は道央自動車で起きており、中央分離帯に乗り上げ横転した。どうやったら高速走行中、ロアアーム折れてハンドル操作不能になってもブレーキ掛けることで安全に止まれるのか、全く理解出来ないです。なのに検察は三菱ふそうの証言や説明を元に、強引な主張をした。軽井沢の事故もブレーキ系の凍結などトラブル出ていたら、運転手の技量で止めるなんて無理。

札幌地方裁判所の素晴らしさは「事故車の検査を三菱ふそうだけに依頼した」ことを間違いだと指摘している点である。これ、当たり前と言えば当たり前! 軽井沢のバス事故も検査を三菱ふそうに出すべきじゃなかった。軽井沢のバス事故関係者は札幌地方裁判所の判決を参考にしたらいいと思う。この判断を見て「司法」も良識ある独自判断することがあるのね、と少し嬉しくなりました。

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