「ついにリーフが燃えた!」と騒ぎになった鳥取の火災、おそらく原因は発表されないと思う
2月24日に鳥取で充電中に燃えたリーフの件、警察は全くその後の情報を流さない。リーフの火災を伝えたメディアも、後追い情報を出さない。したがって「リーフが燃えた」という印象だけ残した。ちなみに日産に聞いたら「警察からの発表が無い限り解らないです」。私はこの火災を取り上げた際、電池では無いと推察し、状況を解説している。
頼りになるのは私の読者です。消防関係者によると現場は灯油のニオイがしていたとのこと。もう少し詳しく聞いてみると、灯油は車内にあったらしい。灯油を買った帰り、充電待ち中にタバコでも吸ったんでしょうか。灯油はそのまんまだと着火しないため、持ち運び容器にヒビでも入っていたのかもしれません。カーペットに染み込めば灯油ストーブのように燃えます。
この件で出回っている写真。出所は不明です
そもそも当時の記事を見ると「水を掛けて消した」とある。消防関係者も「水を掛けたら割とすぐ消えました」。熱暴走だと水掛けたって全然お話にならない。車体のまんまプールにでも漬けないと最後まで燃え尽きます。だからこそ自動車運搬船が全焼することになった。第一報を聞いて「おかしい」と思った通りでした。ちなみに鳥取のリーフ、電池は燃えていない。
警察と消防、発表する気無し。地元の記者クラブが取材すれば教えてくれるだろうけれど、地元紙や地方局からすればニュースネタにならないということなんだと思う。スキャンダルは美味しいが、スキャンダルじゃなかったという記事は美味しくないワケです。私としては「なんで灯油?」についちゃ不明ながら。リーフの電池は燃えなかったことだけ紹介しておく。
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