いろんな経緯あって今シーズンはスーパー耐久レースに出る方向でございます~

2018年から『LOVE DRIVE RACING』に恵那市で開催されるL1ラリーへ出場するWRX S4を貸していた。無償。契約書無し。「ブツけたら直してね」という条件です。WRX S4、ATだしスタビリティコントールも付いている。基本アンダーステア。とても乗りやすいです。少しばかり攻めても大丈夫でしょう、という判断。実際、今まで大きなダメージ無し。

されど「これもラリー」。激しくコースアウトしてしまった。喜多見さんが作ったフル溶接のロールケージは全く変形しておらずドライバー/コ・ドライバー共に無事だったものの、車両は車体が全てのパネルにダメージ及び、エンジンもバッテリーが破裂したため希硫酸をかぶりパッキンやガスケット類の交換が必要。中古部品を使っても驚くほど高い修理金額になってしまう。

修理金額を請求するのも可哀想。すると「ではウチのチームで今年スーパー耐久に乗りませんか?」。そんなことでWRX S4がスーパー耐久レースのシートになったということです。2月23日は公式テスト日。富士で行われる24時間耐久レースに出るドライバーは、夜間走行をしなければならない。24時間耐久レースに出るってことか? いやいや予想もしない展開になってきた。 

富士スピードウェイに行って初めて一緒に走るドライバーが解った(笑)。ラブドライブの藤井さん。大井。伊橋勲選手、染谷太さん。皆さん面白い! 染谷太さんはパークスヘアというパリコレのヘアメークを担当したこともあるこのジャンルの超有名人。ニューヨークなどに支店を出しているが小笠原支店もあるという! この一点を持ってして「面白い人ですね!」。

伊橋選手はFRに乗せたら怖いモノ無しのスペシャリスト。スーパー耐久での戦歴も素晴らしい! 大井と2人で組めば優勝間違いなし! 私はテスト時点でのタイムを見る限り足を引っ張りそう。というのも今までに無い乗り方をしなければならないからだ。コーナーに入る際、全くインフォメーションの無い状況がある。ここからどのくらいハンドル切っていいか解りにくい。

少しかみ砕いて言えば、2輪のウイリーのようなもの。攻めすぎればマクれちゃうし、攻めないとフロント浮かない。同じ状況がコーナーで出る、と思えばいいと思う。ニュートラルな状態から上手にアクセルワーク&ブレーキで前後荷重のコントロールをしながら最大のグリップを引き出していくワケです。大井も伊橋選手も素晴らしい! 2人で全く同じようなタイムを出す。

考えてみたら私は最近恵まれていました。喜多見さんのセットアップ、常にクルマの状況が解る。誰でも簡単にクルマのパフォーマンスをフルに引き出せると言い換えても良い。そいつに慣れちゃってました。幸い徐々に走り方が解ってきたらしく、高齢者に辛い夜間走行で3秒落ちくらいのタイムが出るようになってきた。今スーズン中盤くらいにはフルに性能を引き出せるようになるか?

ST5のロードスター、楽しいです! 1500ccとは思えないくらい速い! ストレートで190km/h出ますから。

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2 Responses to “いろんな経緯あって今シーズンはスーパー耐久レースに出る方向でございます~”

  1. アミーゴ5号 より:

    いやもうそこに至るプロセスが、想像を遥かに超えております。

    是非是非、WRXの分まで頑張ってください。

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    人生どう転がるかわからないですね。
    ラリーから思わずサーキット参加に繋がるなんて。
    草レースどころか今話題のスーパー耐久ですよ。
    ある意味スーパー耐久自体が「壮大なる草レース」ですが。
    F1みたいに「全てプロフェッショナル」もモータースポーツですが、「チームオーナーは地方ディーラー」みたいなサンデーレーシングチームもモータースポーツなんですよ。
    メジャーリーグだけがベースボールじゃない、野球好きのお父さんがバットを振る草野球も「アリ」なんですよ。
    そりゃトヨタやスバルやマツダがメーカーで出張って来ていますがST-Qの「賞典外」。走る実験室としての参加です。
    大井センシュ割といい加減なキャラを前面に出していますが、レーサーとして本物なのは疑いようがないですね。
    手強いクルマを荷重移動で何とかしてしまうというと、二輪ですが大好きなシュワンツを思い出します。

    https://youtu.be/wfyoaNaghiY

    アクセルを開ければウイリーかフレーム剛性不足で尻を振り、トップパワーはホンダ・ヤマハに敵わない。
    でもGP25勝している「ホームランか三振」みたいなライダー。
    こんな面白いモータースポーツからスズキが撤退してしまうなんてと、今でもグチグチ言ってしまいます。

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