どんな分野でも最近修理ができる人が急に減った。ハーレーに乗るのって厳しい修行らしい

ここにきて日本人の「修理するチカラ」が激しく劣化している気がする。いや、正確に書くと修理するチカラを持っている人は依然として居るけれど(喜多見さんなんか筆頭代表ですね)、裾野がなくなりつつあります。ハーレーの修理、非常に厳しいようだ。久しぶりにエンジン掛けたら不調。セル回すと「バコン!」とケッチンのように不正爆発し、エアクリあたりから黒い煙出る。

エンジン掛かると排気管から一昔前のディーゼル車のようなPMでる。そしてアイドリングしない。HC濃度が見て解るほど(笑)。これは明らかに濃い混合気です。かといってしばらくしてエンジン掛けたら全く普通。ハーレーの専売店に「見てくれますか?」と聞いたら「エラーコードをチェックしてください」。やってみたらエンジンも車体もエラー出ている。

すると「エンジンのオーバーホールが必要かもしれません。30万円以上掛かります」。調子よく回ることもあると言うと「だったらコンピューターがダメかもしれません。20万円以上掛かります」。個人的にはインテークのどこかで2次エア吸ってるだけのような気がするのですが。だったらセカンドオピニオンだ、ということでハーレー得意の整備屋さんに行ってみた。

すると「一人でやっているから新規のお客さんまで手が回らないんです」。いやいやハーレー修行、厳しいようだ。ということをSNSで書いたら、私が敬意を表しているエンジンを開発した自動車メーカーの人から連絡あっていろんなことを教えてくれた。とりあえず点火プラグを交換してオイル交換してガソリンを冬の仕様で満タンにしてみました。それでもダメ。

曰く「 milwaukee 8 engineのEFI システムは添付のようになってます。燃料はエンジン温度、吸気温度、マップセンサ、スロットルセンサ、O2センサで補正されてます。O2センサ学習がリーン判定して濃くしている場合 O2センサコネクタを一時的に外しデフォルトに戻るか確認する方法があります。2つの温度センサが過剰補正している可能性もありますが、結構黒煙出ているハーレーあるようです。コンピューターはめったに壊れないと考えますが、エアクリーナがクランクベンチレーションの関係で汚れるときがありそれでマップセンサ読み込みがずれることもあるようです」。

いろいろ試してみる可能性はありそうです。とりあえず1月11日にハーレーの正規代理店の予約が取れたのでチェックしてもらおう思う。それにしてもハーレーに乗っている人はこんな修行しているのね、と思った。とにかくヤヤこしいらしい。修理も手間が掛かるようだ。果たして調子を取り戻せるか? N社のMさん、定年になったらハーレーの修理アドバイザーやったら大繁盛しますよ!

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4 Responses to “どんな分野でも最近修理ができる人が急に減った。ハーレーに乗るのって厳しい修行らしい”

  1. fd3s より:

    それって言えてますよね。

    私も昔から昔のfdに乗ってますが、いつもマツダのディーラーさんとこできちんと車検や6・12ヶ月点検受けているのですが・・。

    今の若い整備士さん達は、どこまでロータリーエンジンの知識があるのか心配になることがあります。

    それでも、私には力強い味方がおりまして、その車を買った時にディーラーに所属していた整備士さんに、以後もずっと30年近くお世話になっていてです・・。

    その整備士さんが異動になったら、私もそこに整備を異動するという有様ですよ。

    今では、もう整備部門の偉い人になっていて整備の現場にはいませんが、未だに気さくで親切でとても信頼の置ける人なのです。

    こういう人たちが、今のマツダを支えているのですねえ。感謝!感謝!です。

  2. 百太郎 より:

    所沢の「BURN!HD スポーツ」はどうですか?

  3. かず より:

    ハーレー正規代理店でも整備士さんの質が落ってると感じます。
    納車整備された車両を受け取ってすぐに整備不良があったり、同じ店舗スタッフで意見が違ってたりと、正規代理店だからと言って信用してはダメだと思いました。

  4. ab より:

    整備士個人の能力一定な訳がないですよ。学力だって1人1人違う訳です。
    社内資格等々ありますけど現場では直せるか、直せないか?ですから。

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