アフィーラは前途多難か。少し毒を吐き、アフィーラのアンチテーゼをJMSで発見しました
アフィーラの実車を初めて見た。ソニー関係者に話も聞いた。驚いたことに「10年で時代遅れになるのでは?」と問うたら「お金持ちは3~5年で乗り換えるので問題ない」という。「それは10年でゴミになるということですか? 電気自動車は環境問題に対する解なのであり、10年でゴミになるのなら意味ないです」と追いかけたら「う~ん」。毒を吐くジジイになっちまいました。まずい!
レトロフィットは認可取得時に国交省と握っておけばいい
そこで「飛行機のアビオニクスのように、次世代が出てきたらそっくり交換出来るようにしたらいかがか?」。それだとリースアップしたクルマを簡単にアップグレード出来る。同時に「ホンダ側には電池のレトロフィットが出来るように頼んだらいいです」。7~8年で電池がへたったら次世代の電池を使えるように作り込んでおけばよい。「そうすれば20年間使えますよ」と言って帰ってきました。
JMSの部品館に行くと「国沢さん」と声を掛けられた。振り向いたら中村史郎さんです。「THKに頼まれてコンセプトカーを作ったので見ていってよ」という。ついていくと「あらま!」。アフィーラと全く同じコンセプトのセダンである。ただし相当カッコ良いです。中村さん曰く「私がクレイを削ったんですよ」。中村さん削れるんですか、と聞いたら怒られた(笑)。
JMSでTHKのブースに行きクルマを見て欲しい。ボディサイドの面なんかすんごく美しいです。インテリアを見せて貰ったのだけれど、ウナるばかり。どの基準を持ってしてもシャレているし、上質。インパネの液晶の使い方も納得出来る。これは写真じゃ解りにくいですね。ついつい「どうして日産の時にこういうクルマを作らなかったんですか?」と言っちゃいました。
作りたくても出来なかったそうな。大会社はいろんな制約あるってことなんだろう。インテリア見ながらご飯3杯食べて美味しいお酒が飲める感じ。アフィーラもこんな雰囲気にしたら1000万円超えだって大いに満足出来る。アフィーラの開発担当は見に行った方がいい。中村さんにそう言ったら「見に来て頂ければ説明しますよ」とのこと。このまんまアフィーラにしてもいいくらいだ。
アーキテクチャーもフロントはインホイールモーター。リアがロバスト(トラブル)を考えワンモーター+デフ。アクティブサスペンションでコーナーリング時の姿勢をコントロールするというコンセプトも入れている。このあたりはコンセプトカーなのでいろんな夢や可能性を提案したらいいと思う。いずれにしろインテリアのコンセプトだけでもどこかに提案したらいかがか。
ちなみにアフィーラ、やはりADASやAVをフル装備すると電力消費量は大きいという。同じ電池を積むホンダ車より20%以上航続距離が落ちるので、電池の増量なども考えているそうな。となればさらに価格上昇をもたらす。今のところ三元系リチウムを使う予定だというので、厳しい。Ⅰ回目のリース終わったら最新の電池に交換することを最初から考えておくほうがいいです。
JMSその4に続く
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中村史郎さんお元気ですね。
アフィーラのデザイン、まだ中村史郎さん率いるShiro Nakamura DESIGN PLATFORM(以下SNDP)で担当されていたらもっと違っていたでしょうね。
SNDPのwebを拝見したら、やはり日産、いすゞのOBさんが在籍されていましたね。
日本だけでなく、海外でも外部のデザイン会社とかカロッツエリアが大手自動車会社のデザインを表立ってやることが少なくなりましたが、こうして新興メーカーで活躍されているのを見ると、まだまだ面白いものを出してくれるかと期待しております。
アフィーラを見て「間違いだらけの車選び」で昔、徳大寺さんが「シンプルとデザイン不在は違う」と書かれていたのを思い出しました。「小学生にブーブーの絵を描かせるとこういうのが出てくる」とも。何の車だったかは忘れましたが。
個人的にはアフィーラは、BMW4のグリルのようにここがカッコワルい!と目を引く尖った引っかかりすらなく、ただヌルッと芋臭く感じます。
クルマの開発ストーリーが好きで、戦略やコンセプト、技術やデザイン、マーケティングや販売など、40年来、いろいろ見聞きしてきました。
中でも今回の担当者は、ダントツですね。ホンダの南氏は赤子も同然。マツダのブラックサタン氏も可愛いもんです。
ビックモーターの元社長が、ゴルフを冒涜するな!とコメントしましたが、その数次元上をいきます。
ソニーの担当者が、こんなにも超次元な馬さん鹿さんだとは思いませんでしたヨ。
でも、クルマに罪はありません。
むしろ展示でも、ひっそりと逆光でディスプレイされているクルマが、気の毒で仕方がないデス。
すっかす、もとを辿ればですね、
最悪なのは、ホンダの三部社長か?
実は、魂が欠落した口先オバケか?
TBSテレビ拝見しました。これからも素晴らしい発言期待しています。ありがとうございました。
ホンダもソニーも全く真剣さが見えない
そもそもメーカーサイドですら売れると思ってないんでしょうね
アフィーラは、わざわざJMSに展示する意味があるものなのか鮮度的にも疑問です。
何かリファインされているようにも見えないし。
なので展示車よりもソニー関係者の情報こそ鮮度が高いはずなのに、アララな回答。うーん。
スマホやゲーム機や音響機器だったらそれでいいのかもしれないけれど、クルマをその程度の「覚悟」で一般ユーザーに売ろうとしているならば、それは「失敗への始まり」じゃないかと素人でも思います。
THKのコンセプトカー、本来自動車機械系部品メーカーがEVメーカーとして出発すべく本格的に開発しているとのこと。
公道走行試験も視野に入っているらしく、ちょっと日産のハイパー何とかコンセプトより100倍志が高く感じます。
セダンなのにシート、特にリアシートが独立していてスライドもリクライニングも左右それぞれ個別にできることがまず新しいですね。
うまく作ることができるならば各シートをほぼ共通部品化できそうです。
ここ最近セダンなのにリアシートに座る人のことを無視したようなクルマが多くて「そりゃセダン廃れるよな」と納得していましたが、久しぶりにちゃんとセダンなのかも。
セダンの原型は旅客馬車ですし、荷室と客室と御者席がそれぞれ独立した形でした。
つまりリアシートに身分が高い人を乗せる目的で作られており、リアシートが狭いとか頭上が低すぎるとか最近のセダンがヘンテコな造りだった訳で。
馬車どころかそれ以前は人が担ぐ形式(輿)の時代に遡ることもできる訳で、だんじりや山鉾のような山車や神輿も親戚。
つまりやんごとなき人か御神体が乗り込む乗り物の子孫として、リアシート無視のセダンって何だか信用が措けなかったのです。
日本車のセダンって最早センチュリーセダンくらいかと思っていたので、目から鱗です。
アフィーラとTHKの造ったコンセプトカーを比べると、自動車メーカがいかにサプライヤーの技術にフタをしているかがわかりますね。
でも、次々世代BEVの開発をめぐって、ホンダとGMは袂を分かつようなので、アフィーラやprologueを頼るしかないのですね。。。