アリゾナで自動運転中の車両に突撃した輩が出た。当然予想すべきことです
自動運転にとって最大の敵は「犯罪者」だと思っている。先日、自動運転に取り組むスタートアップ代表にインタビューした時もこの点について聞いてみた。古今東西、残念ながら人間には一定の割合で犯罪者が存在するし、そいつを排除することなどできない。自動運転車の前に飛び出たらクルマは自動停止する。止められたら乗っている人を連れ去ることだってできてしまう。
若干私のイメージとは違っていたけれど、オリンピック村で目に障害を持つパラリンピック選手と自動運転者が接触じた事故も、なかなか難しい。こういった事故を防ごうとすれば、イギリスの赤旗法じゃないけれど自動運転車の前後左右に人を配置しなければならないだろう。自動運転について豊富なノウハウを持つ日産は、すでにレベル3以上の実現を期限無しで先送りしている。
そんな中、アリゾナで自動運転中のクルマの前に飛び出し停止させただけでなく、窓ガラスをたたき割って監視役の乗員(セーフティドライバーと呼ばれる)にケガをさせる事件が起きた。下に記事をリンクしておくのでご覧頂きたい。このトラブルパターンこそ私の危惧していたことです。加害側からすれば楽しいと思う。クルマ嫌いな人だと罪の意識だってそれほどないかもしれません。
アメリカの治安の悪い地域でクルマが止ったら命に関わる。もちろん持ちものが無事であるワケありません。LAの内陸部を走る『ハーバーフリーウェイ110』で夜中トラブル起こして路肩に止まろうモノなら、わらわら人が出てきてトンデモナイことになります。日本はそこまで心配することなどないけれど、イタズラしようとする輩は必ず出てくるに違いない。対策ありません。
ということで自動運転は未だ問題山積。週末でお時間あれば改めて上にリンクしたスタートアップ代表のインタビューを読んでみてください。
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