インドで28万円のバイクに日本じゃ55万円のプライスタグを付けた。ホンダ2輪もか~
昨年インドで発表されたホンダの『ハイネス350』、何度か私のWebでも紹介した。インドじゃ高級ブランドであるホンダの製品ながら28万5千円という超魅力的な価格設定だったこともあり売れまくっている! そしてデビュー当初から「日本でも売るんじゃないか?」とバイクギョウカイは大騒ぎ。なんせインドから日本に運ぶコストなんて1台あたり2~3万円ですから。
ちなみに上がインドのハイネス350。下は3月30日に日本で発売となったGB350です。もちろん基本コンポーネンツはインド仕様と基本的に同じ。排気ガス規制だって日本もインドも同じ。ただ日本仕様の方がフェンダーを樹脂にしているなど、少しばかり安っぽい感じ。タンクの塗りなんかもインド仕様に軍配を上げたい。気になるの、日本仕様の価格。
インドから輸入するのなら、運送コストや為替変動など考えれば現地価格+10万円あたりが納得出来る金額でしょう。40万円切りの38万円ってイメージ。ところが、である! 発表された価格は55万円! 現地価格の2倍だ! 30年前、4輪の輸入車の現地価格と日本価格の差が大きな論争になった。さんざん叩かれた結果、今やヨーロッパ車の日本に於ける価格、現地と同等。
2輪は30年後に今になって酷いことが起きている。驚くべきことに2輪メディアは口を揃えて「安い!」と賞賛の嵐。2輪を日本で拡販しようという意気込みは感じない。考えてみたら2輪で都内に行くと、駐輪場所がほとんどありません。ジャマにならないような場所に駐めたって駐禁切られちゃう。もう乗るなってことです。メーカーまで「高いけど気に入ったら買ってよ」状態。
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