インボイス制度にステマ規制、国に文句言っても通じないが一応フリーランスの厳しさを嘆いておきます

10月1日からインボイス制度が始まった。今までは個人営業&商店であっても10%の消費税を上乗せして対価を支払うことになっていた。そして年収1000万円以下は消費税非課税のため納税する必要無し。消費税分って所得だったワケ。10月1日からそいつは通用しなくなる。1000万円以下の人からすれば10%の減収ということになります。この件、私は関係なし。すでに消費税を支払ってますから。

問題は源泉。個人の場合、報酬1万円と言えば、手取りが1万円になるよう源泉分を10%上乗せして払ってくれていた。いわゆる「一並び」と言われるもので、11111円請求して1万円の支払い。消費税は含まれないため、本来ならさらに10%上乗せしてくれないと1万円にならない。されど消費税が10%になって以後、源泉の上乗せが見事に無くなった。この時点で10%の減収です。

国はこのあたりをフォローしてくれない。消費税10%になってから実質的に10%の減収になってしまった。年収1000万円位内の人は今回のインボイス制度でさらに10%の減収になる。トータル20%の減収。いろんな場面で国に噛み付きたくなる気持ちになりますワな。その上でステマだヘチマだキュウリだと言うんだから腹立たしい。いわゆる「一人親方」に代表される”個人商店”全てが泣く。

経産省の発表を警察は否定。珍しく大岡裁きでした

さらに普通の仕事だとクビになれば労基に訴えたらそれなりの対応をしてもらえる。けれどYahooニュースなんか酷いモンです。勝手に「あんたの記事は間違っている!」と言い始め「経産省に行って間違っているかどうか確認しましょう」とやっても「自分が正しい!」。そして私の記事を全削除した。Yahooニュースに書いた記事、全部消えてます。これまた誰も守ってくれない。

この件です

ちなみに問題は経産省が「歩道を通行できる電動アシスト付きベビーカーのサイズは、それぞれ長さ120cm、幅70cm、高さ109cm以内に限る」と言ったこと。私は「国産の電動アシストベビーカーも幅で70cmを超えてるから軽車両になるのか?」と書いたら、Yahooニュースの編集担当は「70cmを超えていても総合的に決めるのでは?」。車両の基準、一つでもサイズオーバーしたらダメですよ。

といっても「違う!」の一点張り。「自分の言う通りにしなければクビだ!」という完全なるパワハラである。相当腹立ったけれど、そんな輩とまともに話をしても時間の無駄だと諦める。犬に噛まれたようなもの。まぁフリーランスなんてそんなもんです。国から見捨てられ、気に食わないからと仕事を切られ。まぁ逆にそういったことをパワーにして楽しめないとやっていけない(笑)。

全体の顛末記。大騒ぎになった結果、すぐ解決しました

10月1日に挙げた記事は「ステマじゃありません」と書いたのだけれど、少なからぬ読者の方から「そんなこと書かないでよろしい」という意見を頂いたので今まで通りやらせて頂きます。この仕事を始めて41年になるが、試乗会で報酬貰ったことは一度も無い。消費者庁の調査入ったら銀行口座見せ、いかに厳しい状況で仕事していることを泣きながら半日くらい具体例を挙げ訴えようと思う。

こんなんじゃ自動車ジャーナリストになりたいという人も出てこないですよね。我が国は様々な場面で若手が育つ環境じゃなくなっていく。そして様々な分野で2024年問題が起きる。憤っても仕方ないけれど、たまにはお腹に貯まった砂を吐かせて頂きます~。

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6 Responses to “インボイス制度にステマ規制、国に文句言っても通じないが一応フリーランスの厳しさを嘆いておきます”

  1. AKIO より:

    法律とは関係ありませんが
    大型ベビーカーに違和感を感じる50代の者です。
    どうも野菜を運んでいるような、収容所に連れて行っているような。
    いつ頃から使われているんだろう?
    田舎者(北海道)の私が小さいころは無かったと思うのですが?
    昔は外出しなかったのかな?

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    「言論の自由」や「事実の探究」という面からすると、何が悪いのかわかりません。

    ヤフー削減は、ヤフー単独の判断とは思えないですね。バックに政治的なジジイの権力を強く感じます。

    こういう忖度をするから、ジャニーズやらビックモーターやらがはびこるんだ。

    ヤフーも消すなら、それこそステマ記事や馬&鹿コメントを消しなさいや!

  3. いつも楽しく読ませて貰ってます より:

    11111万円請求して1万円の支払い。の11111万円はtypoですよ!!!
    って目に分かる所はさて置き。

    1万円のプラス10%(×1.1)は11,000円だけれど11,000円をマイナス10%(×0.9)しても9,900円にしかならないんですね。それで11,000円では無くて11,111円なんですね。
    ちょっとした数字のマジックを感じました。

  4. いき より:

    インボイス制度は、単純に消費税増税です。
    ですのでストップインボイスに賛同するか自分で協同組合を作って賛同者を増やすしか無いですね。

    サラリーマンの皆さんも無視出来ませんよ。
    物やサービスが値上げがされますよ。

  5. よくわからないサラリーマン より:

    インボイス制度の問題が、いまいち解決の機運が上がらない(当事者以外はあまり気にしていない)のは、いままで「納税する必要無し。消費税分って所得だったワケ。」というのが先行しているからのような気がします。ま、今の制度でも払っていれば問題ないわけですが…。
    フリーの人気声優が涙ながらに制度について訴えていて、大変そうなことはわかるものの、やっぱり「払うもの払ってなかったの?」の声も聞こえます。
    インボイス制度がなかったのは、消費税導入を反対する小規模事業主対策だったから?という事も聞かれてます。
    気持ちはわかりますが、お涙頂戴では、どうにもならないかもしれませんな。

  6. 二級人 より:

    僭越ながら、消費税は預り金ではありません。預り金でないことは判決で確定しているそうです。(国が被告になり預り金でないとの国の主張が認められたもの。)
    インボイス制度は免税事業者だったフリーランスなどに負担を強いる制度。価格が上昇する可能性があり一般消費者にも影響があります。電力会社が太陽光発電買い取りでインボイスないから控除できないとしてその分一般の電気料金を上げるというのは言語道断ですが、全ての人に影響する制度です。

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