カローラ、やっぱり車名だけで皆さん海老のようにバックしちゃいます~
けっこういろんな人にカローラをすすめている。されど今のところ買った人は知らない。皆さん「いいクルマですね!」と言う。しかし! これまた皆さん「カローラという名前で買う気がなくなっちゃいます」とか「親に最後のクルマとしてすすめたんですけどイヤだと言われCX-30にしました」。かくいう私もカローラという名前だけでショッピングリストからハズしちゃいます。
なんでカローラのイメージが悪いのか? こらもうトヨタのマイナスイメージを背負ってきたからだと思う。トヨタのマイナスイメージを並べると「金太郎飴」とか「妥協」「面白くない」。全てカローラとダブる。もちろん「壊れない」とか「高い信頼性」というトヨタの良さをキチンと持っているのだけれど、こらもう「年寄りが安心して乗れるクルマ」というイメージ。
レビンとトレノを止めてから一段とイメージが低下し、文字通り妥協の産物としか思えないフルモデルチェンジといいながら外側だけ変えただけのアクシオ(10代目)と、さらに妥協度合いが大きくなったヴィッツをベースとしたアクシオ(11代目)でカローラのブランドイメージにトドメを刺した。皆さん「お爺さん&営業車で使うためのクルマ」としか考えなくなりましたから。
今後もトヨタはカローラのまま売り続けるのだろうか? だとしたら「本来なら買ってくれるお客さん」をたくさん逃す。カローラより安全性などで劣るクルマを買ってしまう人だっていることだろう。顧客のことを考えるなら、良いクルマはしっかり売るべきだと考えます。『インプレッサ』にクロスオーバーに『XV』(アメリカだとクロストレック)と付けたように、別名が欲しい。
以前も書いた通り最低地上高を180mm以上確保。超押し出しの効く外観としたクロスオーバーを設定し、カローラという名前はルビ(読み仮名)程度の大きさにし、新しい名前を前面に押し出したらいい。簡素な内装でいいから(安全装備は落とさないで欲しい)200万円を切る価格で出したら若いユーザー層をガッツリ確保出来るだろう。私の世代だって魅力を感じます。
<おすすめ記事>