ガソリンや軽油の補助金リッターあたり49.8円! 高い原油は入ってきてないのに。誰が儲けるのか?
追記・トランプ大統領は攻撃をまたもや2週間延期するそうな。いわゆる「TACO」かと。なんせイラン側からの情報じゃありませんから。このままアメリカがグダグダになってくれたら石油の流通は案外平常に戻るかもしれない。イランもイスラエルも納得しないでしょうけど。
ガソリン/軽油の補助金が今やリッターあたり49.8円になった。本来なら今販売しているガソリンも軽油も仕入れ値はイラン攻撃前のままなのに。50リッター入れたら税金から2490円が石油元売りに支払われることになる。いつまでこんなことを続けるつもりだろうか? ガソリンや軽油を値上げすると、ユーザーもエネルギーソースを変えることを考える。そいつを嫌っているんだと思う。
KISOGAWA 写真/Kライン
ちなみに高市首相は公式な場で「4月は平時の2割以上。5月になると半分程度の原油を調達出来る目処が付いた」とコメントしている。AISという船舶情報で調べて見ると、確かに『KISOGAWA』という31万載荷重量トン(フルサイズです)のタンカーが、4月6日にシンガポール沖で他のタンカーから瀬取りで原油を受け取り4月16日に苫小牧へ着く予定。
同じ日に千葉の京葉シーバースにも『OLYMPIC LEOPARD』というシンガポールで瀬取りしたフルサイズタンカーが着く。ただ2隻とも満載喫水21mに対し、AIS情報だと16.3mしかない。満載の4分の3程度か。次にサウジアラビアの原油を満載した『KHURAIS』が4月16日に四日市に入ってくる。続いて『YAMILAH III』(現在イエメン沖)という228mの中型タンカーが4月27日に千葉着。
4隻合わせて400~500万バレル程度かと。参考までに書いておくと、日本の石油消費量は1日当たり340万バレルとなっているが、備蓄1日分は176万バレル計算。半分しかない。調べてみると日本の石油消費量はナフサなど原油以外で入ってくるものを含むらしい。高市首相の「通常」がどちらの基準なのか不明。番記者さん達にそのあたりの知識なく聞かないからだ。
その他、中国の舟山から来るタンカーなども入ってくる。日本の消費量の2割という高市首相のコメント、日量176万バレルなら間違っていない。おそらく5月以降の半分程度も日量176万バレルでメドが付いているなんだと思う。その場合、ナフサなど燃料用以外の石油製品は圧倒的に足りなくなる。このあたりの情報を番記者さん達に聞いて欲しい。
さて。日本時間8日の朝9時にトランプ大統領が言うところのイラク総攻撃開始のリミットを迎える。実行したらイランだって黙っていないだろう。油井や原油積み出し施設の被弾も大いにあり得る。そうなれば高市首相の目論見も当てにならない。加えて16日から入ってくる石油は高価なモノになると思う。それでも170円で売れるような補助金を出すのだろうか?
参考までに書いておくと、インド洋やマラッカ海峡を通過しているタンカーの大半が中国向け。
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