クルマ好きなら誰でも本物の本田宗一郎さんを見たかったことだろう
クルマ好きなら誰でもスパナを投げつけたり、F1参戦を決めたり、研究所でクレイモデルを蹴り飛ばしたり、セナの肩を抱いて「あんたが勝てるエンジンを作ってやる」と言った本田宗一郎さんを見たかったことだろう。かくいう私は話をしたこともないけれど、大笑いしている姿を何度か見たことがある。それだけでもクルマ好きとして幸せだと思ってます。
豊田章男さんは50年後に日本やトヨタが存続していれば間違いなく伝説の人になっていると思う。本田宗一郎さんにも言えたことながら、ご存命の頃は当たり前だけれどいろんなことがあった。騒ぎの矢面にも立たされた。大変な決断を迫られたことだって多々あったことだろう。人生、いいことばかりじゃない。特に現役の頃は厳しい話の方が多いと思う。
豊田章男さんは現役だ。高く評価する声がある一方、批判されることも多い。こらもう仕方ないこと。私のような”影響力の無いヤツ”でも少し目立てば叩かれる。世の中そんなモンです。けれど居なくなれば徐々に功績だけ評価されるようになります。豊田章男さん、50年すると良い点ばかり伝えられることだろう。文頭に戻る。そうなった時、会うことも見ることも出来ない。
今なら見られるし画面越しかもしれないけれど姿だって見られる。存分に味わっておくといいだろう(笑)。私はそんな視点で豊田章男さんを見ている。私の方が先に死にそうですが。ということで「最初の豊田章男さん物語」が出てきた。50年後はこういった本がたくさん出ていると思う。クルマ好きなら今のうちに楽しんだ方がいいと思う。高い本なので図書館ででもどうぞ!
楽しいです。トヨタの歴史も解る。
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こちらの本は、リアルな自伝かと思いきや、小説仕立てなのですね。
なかなかのお値段の上に、シニア勤務で減給状態なので、図書館への入庫を待ちたいと思います。
若かりし頃はホンダにでいりして、研究所でも仕事してました。宗一郎氏はほとんどは研究所におり、最初は社長とは思わず田舎のおっちゃん風でしたが、周りには若い社員で活気がありましたね。経営はNO2の藤沢氏に任せ、好きな現場仕事が好きなんでしょうね。懐かしい思い出です。
夢見がちなホンダの社長にも読んでほしいですね。
なるべく本田宗一郎を忘れようとする現役ホンダ経営陣はどう思うのか。
本田さんは社長と技術者を兼任していた頃が長かったと思う。空冷エンジンのF1・市販車が原因で引退したことを知っていれば、はやく後進に譲ればよかった人にホンダにとっては見えるのかもしれません。
一方で、相談役になるまでに、現在の基本中の基本と言える技術(排ガス燃費対策・クラッシャブルゾーンボディ・エアバッグ・ABS・xEV)はすべて基礎開発からスタートさせていたのですけども。