新型コロナ禍の次にやってくるのは99%の確率で中国禍です

またぞろ真剣に「中国リスク」を考えなければならない状況になってきた。中国は香港の政治的な自由を完全に奪う策に出てきており、ブラックリストに乗った運動家やメディアを次々に拘束し始めている。日本人からすれば「国内問題でしょ」で済むのかもしれないが、アメリカやフランスに代表される民主主義国家からすれば看過出来る問題じゃありません。

強い権力に虐げられてきたユダヤの人達(近視眼的に見るとイスラエルだと思うだろうけれど世界中に居ます)からすれば、中国がウイグル族の人達に行っている隔離政策や再教育も看過出来ないようだ。欧州を中心に激しい反感を買っている。中でも相当の苛立ちを見せているのがアメリカです。中国に対し依然として甘いの、毎日尖閣に侵入されている日本くらい。

中国も今の状況に満足していれば仲良くやっていけるのに、そんな気を持っていないように見えます。遠からず民主主義国家(アメリカと欧州ですね)と激しくぶつかることになること間違いなし。そうなった時、日本はどうしたらいいか? 極めてタイトな政治判断をしなければならないことは誰だって解る。日本経済を考えたらドチラも重要ですから。片方を取ることなど無理。

といった事情はアメリカも欧州も同じ。だからこそ表では睨み合いを始めたものの、裏で今まで通り付き合っているのだった。このバランスが取れていれば、ジャブの撃ち合いで済む。されど昨今の動きを見てると、さらに踏み込んだ牽制が始まるような気がします。そうなった時に日本は「ドッチに入るんだ?」。もちろん中国の仲間になることなどありえない。

アメリカが中国を殴るとしたら、香港か台湾か尖閣でしょう。小競り合いを希望してたら尖閣でしょうかね。「日本が正しい! 米軍も手助けしよう」とやったら中国のメンツを少し潰す。同じことを台湾でやったら本格的な戦いになっちゃいます。いずれにしろ中国を諦めなくちゃならない時がやってくることを考えなければならないです。そんなことになったなら日本は耐えられるのだろうか?

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