ジェイド、山奥に雨ざらしで放置?
下の記事を読んでどう思うか、と読者の方から質問を受けた。ジェイドという人気車の納期が短い理由、という内容。どうやら悪意を持っているか、全く自動車の流通を知らないように思える。ジェイドが本庄サーキット横のデポに運び込まれている情報の発信者は私なのでカバーしておきたい。
まずジェイドが人気車というあたりから話は始まるのだけれど、何度か書いてきた通り非常に厳しい販売状況になっている。売れない理由はオートックワンで書いた通り。そもそもお客さんが見えないクルマは売れない。かといって生産を開始したら、すぐ減産というワケにもいかず、一時的に保管するしか無い。
2ページ目を読むと、まさしく私の記事がベースになっているとしか思えない展開。「いわれている」の連続だ。詳細な場所は明らかに出来ないが、となっているものの、写真は本庄サーキットの横。別に隠してもいないし、警戒も厳重じゃない。そもそもジェイドは短期在庫車だからして、工場横の保管場所だって雨ざらしだ。
ボディの上面に保護材も張ってあり、数ヶ月単位なら塗装の痛みも心配なし。ヘタなのはお客様相談センターの対応だ。新型車の立ち上がりはどこのメーカーだってオーダー入る前に作り貯めをしておく。オーダー入ってから生産、というケースは作り貯めが無くなってからのこと。そいつを説明できていない。
「悪貨は良貨を駆逐する」と言われている。確かに足を引っ張る情報の方が楽しいと思う人も居るだろう。ただメディアに要求されているのは「正しい情報」である。もちろん正しい情報に面白さを加えることは良いと思いますけど。今回の件、私の記事内容と非常に似ているのでフォローしておきます。
ジェイドを買った方へ。心配は御無用です。
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