スタッドレスタイヤの義務化

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降雪のためスリップして歩道へ突っ込み、小学生にケガをさせるという事故や、対向車線に飛び出して自爆するという事故など発生している。まとまった雪となった千葉県在住の日暮さんのフェイスブックを見たら、圧雪状態になった道路なのに夏タイヤで走っている車両も多かったとのこと。こらアカンでしょ。

自分がスリップするだけなら良い。けれど対向車線に飛び出したり歩道に突っ込んだりスピンしたりしたら、他に迷惑を掛ける。そういった自覚を持っていないのだろう。ちなみにドイツは2010年12月から「雪や氷のある道路状況で夏タイヤを履いていたら罰則」という法規が施行されてます。本来こうあるべき。

ただドイツも「どんな銘柄だって冬タイヤならOK」という人は多いらしく、中華タイヤに代表されるアジア製の安いスタッドレスタイヤが多数売れている。だからこそ日本でも安いアジア製スタッドレスタイヤを入手出来るようになったワケ。2009年シーズンまで、アジア製のスタッドレスタイヤなんて極めて少なかったですから。

比較的滑りにくい雪や氷の(湿度少ないので氷面に水の膜が出来にくい)欧州なら中華スタッドレスで案外走れてしまう。しかし日本の氷は手強い。特にミラーバーンに出くわすと、なんちゃってスタッドレスタイヤじゃお手上げ状態。以前、CT誌でアイスバーンテストをしたときは、圧倒的な差が付いてしまった。

ということでスタッドレスタイヤを履いていても性能低ければ意味無し! そろそろ雪道用タイヤに一定の性能を義務づけるべきだと思う。加えて輸入タイヤの性能についちゃ全く不明。少なくとも私が昨シーズンテストした『ナンカン』のスタッドレスタイヤは圧雪こそソコソコ走ったけれどアイスバーンで厳しい。

今年の冬は厳しくて長い。今まで低性能スタッドレスタイヤで何とかなっていた地域でも超滑るミラーバーンが出現している。多くの地域で除雪予算不足になってきた。おそらく除雪頻度は下がっていくと思う。これから冬本番です。タイヤ選びで迷ったら今シーズンはヨコハマのアイスガード5をすすめておく。

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3 Responses to “スタッドレスタイヤの義務化”

  1. かず より:

    日曜の晩うっすら積もりました。案の定、乗り捨て放題…(ToT)スタッドレスでも、D社の3年目のスタッドレスのアルファードは、登れなかったり。自然発生の交通整理は、助け合いの精神で、まだまだ日本も棄てたもんじゃないと…f(^_^)。ただし、チェーンすら持ってない車が多すぎ!!最低限チェーンや、今ならナイロン繊維製品の滑り止めも有りますし、マナーとして携行していただきたいですね。
    乗り捨ては、危険で渋滞の原因にもなりますm(__)m

  2. 小松 修一 より:

    アイスガードがいいらしいですね。
    でも、その話の前に私は今年からREVO GZ買ってしましました。
    高かったですが、アイスガード3の去年より格段に走りやすいです。
    いろいろ面白くて為になる情報ありがとうございます。
    これからも面白い記事を期待しております。

  3. Furuching より:

    こんばんは。
    お世話になっております。
    関東の先日の大雪でも、あまりのサマータイヤ車の多さには閉口しました。
    そのとき思ったのですが、例えばスタッドレスタイヤにはサイドウォールに決まった色のラインを入れるとか、タイヤ自体の色を変えるというのはどうかと。
    残念ながら同一車線のクルマが何を履いているのかは確認できませんが、「見られている」という気持ちだけでも心理的に違うのではと思うのです。
    じんわりとですが、意識改革には効きそうですし、高速道路のチェーン規制でも確認がし易いのではと思います。

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