テスラ、中国で暴走し5人死傷。同じような暴走事故、フランスでも起きている

中国でテスラが停止直前に暴走を始め、ほぼ全開のまま自転車やオート三輪などに衝突。5人を死傷させ自らも建物に突っ込んで大破した。ドライバーによれば「ブレーキを踏んで止まろうとしたら暴走した」。一方、テスラ側のコメントは「ブレーキを踏んだ記録が残っていない」。テスラのこういったコメント、いつものことです。私は全く信じない。

映像を見れば解る通り、長い時間、暴走している。ブレーキとアクセルの踏み間違いなら平均的なドライバーでも対応する時間あります。しかも暴走は、おそらくブレーキ踏んで止まる直前から始まっている。あの状態からアクセルに踏み換える理由無し。操作ミスで暴走するロジックが考えられない。いずれにしろ亡くなった方からすれば完全なトバッチリだ。

実は1年くらい前に全く同じような暴走事故がフレランスで起きている。これまたブレーキ踏んでいる時に暴走し始めたとドライバーは主張しているようだ。例によってテスラはメディアの取材を全く無視するし、当局に対しても非協力的。考えて欲しい。中国の事故もフランスの事故も、死亡したのは好きでテスラを買った人じゃなく無関係な歩行者です。

ここにテスラを全く推奨出来ない理由がある。東名道の渋滞最後尾に突っ込んだテスラで亡くなったのは突っ込まれたバイク乗り。世界中でこんな事故ばかり起こしてます。自動車って加害性の高い道具。とうてい容認出来ない。だからこそ世界中の自動車メディアがテスラに対し厳しく評価している。日本の自動車メディアだってテスラを取り上げず。慧眼だ。

<おすすめ記事>

7 Responses to “テスラ、中国で暴走し5人死傷。同じような暴走事故、フランスでも起きている”

  1. 猫まんま より:

    またまたテスラですか。
    テスラなんてタイヤが付いてるだけのPCなんだから制御プログラムに問題が有るとしか思えません。過去にトヨタがプリウスで散々叩かれていちゃもん付けられてNASAまで引っ張り出してプログラムの解析したんだからテスラもアメリカが責任もって対応しないといけないでしょう。まあテスラは絶対にさせないでしょうけど。
    テスラは以前にも中古車に対してアップデートのプログラムを強制的に初期化して【アップデートしたければ60万円払え】と言ったそうな。車は安全に係わるアップデートも有るんだから絶対にやっちゃいけないことでしょうに。
    日本でも最近はかなり良くなったけど日立の電装系は家電屋だから信頼性が低い、車屋のデンソーとは信頼が桁が違うって言われていたくらいなのに。日本の基準はそのくらい厳しいです。

  2. 山賀邦躬 より:

    技術に絶対的な信頼があるにしてはお粗末ですね。
    日本のメーカーであったらこういう対応はまず無いでしょう。
    安物買いでは手に入らないテスラの車ですから、これでは安心して買うことが躊躇われますね。
    車に厳しいアメリカでよほど厳しく追求すれば治るんでしょうかね。

  3. 猫まんま より:

    アップデート無効化の件について気になったので調べてみるとこんな記事が。
    https://it.srad.jp/story/20/02/10/1735213/
    8000ドルって1ドル140円として約¥112万!
    ビックリ、とんでもない商売やってますね。
    自動運転機能に関することだから思いっきり安全面でのアップデートも含まれているのではないのでしょうか?

  4. uresiina より:

    テスラ車で、前進のポジションでバックする誤作動があるという。

    仮に、ブレーキを踏んでアクセル全開の誤作動があった時、アクセルを踏んだという記録にならないのだろうか?

  5. テスラもだが、チャイナの倫理感もどうなの? より:

    ・中国BYD製EVで短期間に複数の火災報告、原因不明も過去には「使い方が悪い」と声明
    ・BYDの最高級グレードのEV車が炎上、オーナー涙目 
    ・中国、EVバスが自然発火、バスは2日前に車検を受けたばかり
    ・<中国> EVが走行中に爆発 8歲女児「全身95%燒傷」 親戚から3400万円借りてICUでの治療も死亡… =ネットの反応「うあ… こんなのが輸入されて日本国中を走るんだよな」「YOUは爆発しに日本へ?」
    ・“安全なバッテリー”豪語するも…BYDと思われるEVが炎上「日本でも売ります」

  6. テリー より:

    仮に踏み間違えだとしても、「無駄に」加速性能が高いテスラ車でブレーキとアクセルを踏み間違えた場合、非常に危険だと思います。

    運転支援(自動運転)機能にしてもテスラ車が考えられないような事故を発生し、運転支援(自動運転)の進歩にブレーキがかかる。

    車には最低限の安全性と信頼性がなければいけませんが、テスラにはそれがありません。他社がコストをかけて安全性と信頼性を得る努力をしているなかでそれをしないのだから当たり前です。

    だから、テスラがブレーキを踏んだ形跡がないといったところで信用することもなく「またか」という印象を抱くだけですね。

    話題性と趣味性は非常に高いため魅力があるのはわかるのですが、車の購入を検討する場合はユーザーとしても魅力の有無の前に最低限の安全性と信頼性は車メーカーには求めるべきです。

  7. CX-60 より:

    車本体の話とは少しそれますが・・・。
    テスラはもともとイーロン・マスク氏が作った会社ではないそうです。別な人が作って、その人はロータスの車体にモータを載せたころまではいたらしい。そしてお金を持ってやってきたマスク氏に追い出された。テスラ社は成長して世界中にEVをばらまいて、その車は暴走しエネルギー論争まで巻き起こしている。
    そして今度はTwitter社に乗り込んできて、言論の自由を巻き込んで、台風を起こすひっくり返すの騒ぎになっている。
    会社は財力のある人のものですが、こういう「壊し屋」みたいな人が入ってくると企業が怪しい目で見られたり産業自体も危なくなるという時代になりました。
    性能の低いテスラ車の自動ブレーキはカメラだけでやれとマスク氏が言ったからだそうで。優秀なエンジニアもいるんだから、まともな車も作れただろうにと思うのですが。
    テスラの暴走問題の解決には、実は中国の「強制的に外国企業の技術を自国に暴露させる」権力が有効に働くのではないかとひそかに期待しています。まあ、壊し屋対壊し屋の対決みたいにも見えなくはないですが。
    また、EVが普及しEVが珍しくなくなれば、テスラの地位も相対的に下がります。そのころマスクさんはどこかに行ってまともなテスラ車ができるんじゃないかな。逆に言うとスペースXは今ヤバいかも。

猫まんま へ返信する

このページの先頭へ