テスラ、極めて厳しい状況に。私見では「詰んだ」と思う
モデル3の生産遅れのため極めて厳しいフトコロ事情に追い込まれていたテスラながら、どうやらイーロン・マスク代表が経営陣を辞めなければならないことになりそうだ。アメリカ証券取引委員会から証券詐欺で提訴されたからである。先日のこと。マスク代表は突如「上場を廃止する」とツイッターで宣言。これを受け、駆け込みでテスラの株を買う人が多く株価は上昇した。
上場廃止とはテスラの株を誰かがゴッソリ買い取るということで、マスク代表はサウジアラビアの存在を示唆していたのである。しかしこの件はウヤムヤになり、株価の高騰だけ起きた。つまりテスラの株を持っている人は、上場廃止のツイッターで上昇した時に売れば巨額の利益を上げられた、ということ。もしマスク代表の自作自演なら、言うまでも無く詐欺です。
したがってこういうことはやっちゃいけないことになっている。マスク代表が売り逃げをしたかどうか不明。だた明らかな法律違反のため、提訴されたワケ。当然ですね。問題は今後。テスラモータースという企業、財政事情からすれば非常に厳しいと多くのメディアが伝えている。「すでに終わっている」というエコノミストも多い。けれどマスク代表の人気で生き延びていた。
マスク代表が経営から離れるとなれば、皆さんテスラに対する興味を失うかもしれない。すでに株の売り圧力が高まっており、来週どうなるか全く読めない状態だという。いずれにしろ早晩、キャッシュフロー(運転資金)が不足することは間違いない。誰かか、ドコかがバックアップしないと経営破綻の可能性出てくる。経営破綻したらモデル3の申込金は消えます。
モデル3の予約金は15万円。果たしてテスラを買う企業出てくるだろうか? おそらく欧米日の自動車メーカーは手を出さないと思う。背負っている負債が大きすぎるからだ。チャプター11で一旦破綻させ、借金をチャラにしたら中国の企業とか手を出してくるかもしれません。もしトランプさんがアメリカのZEV規制をチャラにしたら、生き延びられるのは中国しかないだろう。
<おすすめ記事>