デザイン崩壊?

今回の東京モーターショーで最もインパクト受けたのは、日産ブースに展示されていたニューフェースのデザインだった。特に「凄い!」なのが『カザー
ナ』とネーミングされた小型SUV。聞けば2010年に市販の予定らしい。あのまんまか? どうやら極めて近いそうな。日産の人はどう考えているのだろう。

何人かの知り合いに問うてみたところ、全員「そうなんですよ」。どうやら最近の日産のデザインに満足して
るの、車種担当デザイナーとその上司、そしてゴーンさんだけという状況のようだ。役員の皆さんはゴーンさんが「いい」と言えば、従うしかないでしょうから。新しいコンセプトのランドグライダーすら、VWのL1に遠く及ばず。

あんなカッコ悪いクルマがどうして出てくるのか、不思議でなりません。リーフだって「デンキナマズ」とか「ぬらりひょん」などと言われてる。デザイナーのレベルは優秀なのかもしれませんが、
趣味悪い。まぁルノーなんか100車種あってカッコ良いモデル、一つくらいだから仕方ないか。それにしたってルノーに合わせることはないだろう。

新型フーガは素晴らしい性能を持つ現時点で世界トップクラスのFR車に仕上がっていると言われるけれど(大沢さんが作ったクルマは目をつぶって乗ればどれも最高です!)、デザインについちゃゴーンさんの懐刀である中村史郎さんの顔を潰す訳にいくまい。あのスタイルを見ただけで「日本じゃ売れぬ」と瞬時に思いました。

幸い日産は中国やロシアに代表される新興国で大幅に売れ行きを伸ばし(ティアナなんか売れまくっているそうな)、2010年後期は1200億円の黒字になるという。その割にぱっとしないの、日本での評価が低いからだと思う。このあたりで目が覚めるようにカッコ良いクルマが出て来ないものだろうか。次期型マーチに期待しておく。

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10 Responses to “デザイン崩壊?”

  1. 高島 より:

    お邪魔します! 日産のエンブレムから、どうにかしてください。ださいと思うの私だけ?○にNISANですよ。ヤンマーやイセキ農機具メーカーみたいですね。ゴーンさん地元のフランスは農業国だからしょうがないじゃないですかね。思い切って時計メーカーのパネライのデザイナーなんかにデザイン頼んだら面白いかもね?パネライはフェラーリモデル、IWCはAMG、ブライトリングはベントレーモデルありますよ。このコメント日産関係者、視てくれてたら幸いです。

  2. もん より:

    「デザイン」と一括りに言ってしまっていますが、もしカザーナがEVだったらそれなりに惹かれるものはあります。カッコ悪い・・・とまでは言いません、変わりものの好きな私のセンスでは。
    ただ、この車、良く見ると利便性を無視しすぎています。
    ハイブリッドという技術に惹かれてプリウスを検討し、最終的に購入に至った決め手は荷室や居住性が自分の用途に対する要求を満たしていたからでした。
    その点、このカザーナは、せっかくの大柄なボディをなぜか居住スペースの部分で絞っており、台無しにするなど、実用性を無視しすぎているように感じました。大雨が降ったらシートがびしょぬれにならないか気になりました。
    売れないだろうという意見には賛同。車は乗って使ってナンボですからね・・・飾っとくにはいい車なんですけど。それでカザーナ?
    リーフもそうですが、デザインに拘りすぎて車が乗り物である事を忘れているような感じを受けますねぇ・・・日産凋落のキッカケになったBe-1の頃となんか似ている気がするのは気のせいでしょうか?

  3. ゴン より:

    日産の車は全部ブスに見えますね。
    日本で育って日本的デザイン感覚の身についた自分には全く理解出来ません。
    ただ外国を見ると、何故こんな車を好んで買う??って光景を良く目にします。
    近いところで台湾がいい例ですね(笑)
    美意識の違いなのか文化の違いなのか?!

  4. 自分自身、現行マーチと先代ステップワゴンが出たときは、正直「終わったな!」と思いました。その後、両車とも好きになってしまったのは、両車のシルエットが機能美に裏打ちされているからだと気づきました。
    そもそも「クルマのデザインは異なもの味なもの」だからこそ多様性があるのだと思っています。それでも今度のカザーナは???機能美を全く含まないデザインは、大不況下で選定眼の厳しくなった消費者には通用しないと思います。
    一方、現行ティーダや新型マークXの様に、光り物を多用した中国狙いのクルマが増えてきました。カザーナも、経済伸び盛りでマーケットの懐が大きい中国が本命なのでしょうね。
    それにつけても日本オリジナルのクルマは、本当にミニバンと軽自動車だけになってしまいました。
    また本来なら、世界NO.1メーカーのトヨタが、もっと全体最適に向かって尽力すべきなのに、東京モーターショーでは最低最悪なパンフと地味で平坦な展示、果てはF1撤退と、全体を盛り上げるどころか自分最適だけ追求して盛り下げまくっています。あまりに悲しいです。

  5. カザーナって、風穴ですか?
    せめて数の出るコンパクトカーのデザインはなんとかして欲しいところです。

  6. SPRING より:

     日産のデザインって、そんなに悪いものですか? 私にとって、ここ数年、かっこいい、所有したいと思った国産車は日産にはありましたが、ホンダ、トヨタにはありませんでした。プリウス、インサイトだって、HVの記号性が受けたのであって、デザインが格好いいから売れたのでは無いと思います。あの二車がHVでなく、普通のガソリン車だったならば、みんな他の車を検討したことでしょう。
     確かにカザーナのデザインは?ですけれど、フーガは頑張ったと思います。しかも、一年後にはHVが出ます。爆発的なヒットとはいかないでしょうが、HVは検討しているけれど、走りにもこだわりたいと考えている人たち(潜在的には、結構な数がいるのでは)には、ピピッとくる車ではないでしょうか。
     ただ、車が売れる要素として、デザインは大きな部分を占めるでしょうが、最も重要なのは(性能面も含めた)効率だと思います。日産が先行する二社に遅れをとったのはこの点でしょう。
     そう考えると、来年出るリーフが試金石ですね。本当に実用に耐えうるかどうか、値段も二百万近辺で出せるのか。
     これがうまく軌道に乗れば、日本国内での日産の存在感が再び大きくなってくると思いますよ。

  7. あーさん より:

    個人的には日本から良いデザインの車が出てほしいですが、やはり売れないとなりませんから、デザイナーは苦悩しているでしょうね
    例えが違うかもしれませんが江戸時代に生まれたローカルな食べ物である寿司が、今では世界中で食べられているようにローカルな日本的デザインの車が世界で認められるようになってほしいです。
    しかし、日本のデザイナーは、子供の時から日本文化に接する機会がなく欧米のデザインを勉強するので、日本的なデザインは出てこないと思います。
    グローバルデザインになって個性がなくなるのでしょうか。

  8. ゆーじろう より:

    日産のデザインが???(決してトヨタ等他社のデザインが好みな訳でもありませんが)、やはりデザインも影響しているのでしょうか・・・全般的に日産車のリセールバリューが悪すぎます
    自分の場合は乗りつぶすというのは選択肢にないので、「新車で買っていくら」「売っていくら」「乗っていた期間は月々いくら」と整備費用もオンして計算し、『売り時では!!』と思うところで手放し代替します
    なので日産の大半の車種は売却相場を定期的に観察していると、ちょっと手が出せません、どうしても相場が安定してそうなトヨタの中から間違いなさそうな車種を選択することになります
    日産車を2〜3年程度で乗替している人を見ると余裕あるなあと感心しますね
    まれに買ってもいいかなという日産車も無くはないのですが、1〜2年落ちの値段を見るとやっぱりなあ

  9. より:

    カザーナはさすがにあのまま販売されることはないと思います。少なくとも観音開きとトランクルームが明らかに狭い部分はどうにかするのではないかと予想。
    先代のムラーノは徐々に人気が出てきましたが、うまく現実的なデザインに落ち着ければ、先代ムラーノようにほかに類を見ない車になるかもしれないと期待しています。中身の技術との相乗効果で評価されると思います。
    少なくともここ最近、どこのメーカーも同じような車を出しているように感じているので、ここまで思い切った路線に持っていったのは評価したいと思います。
    新型フーガは、ロングノーズが最近の車にしては珍しくて良いですし、私は好きですね。でもハイブリッドは価格が高いから台数は出ないでしょうね。

  10. 制服組 より:

    日産もトヨタも自前のデザイン部門
    はもういらないんじゃないでしょうか?
    ピニンファリーナやジウジアーロに
    100%外注したほうがカッコいい車が出来そうです。
    だって、彼らはダビンチやミケランジェロの子孫ですから。
    高額のデザイン料払っても、自社デザインの愚にもつかない幼稚なレベルのスタイルよりはまだマシってもんでしょう。
    自前のデザイン部門の経費は無駄金だと思いますがね。 

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