デトロイトショー1日目、興味の対象はEクラスとG60、S90
デトロイトショーが始まった。ワールドプレミアは40車種あると言われていたものの、初日で「これは!」と思えるの、ベンツEクラスとインフィニティG60、ボルボS90くらいだろうか。後はアメリカ国内専売車だったり、日本人からすれば興味対象じゃないトラック(例えばホンダ・リッジライン)等々。もしかしたら2日目に面白いクルマが出てくるかもしれません。
ということでEクラスだけれど、新しい世代の電子装備が採用されている模様。ただ今のところ詳細不明。取材中です。インフィニティG60はVR30という新世代の3リッター直噴V6ツインターボ400馬力を搭載するクーペ。ここにきて景気上昇イケイケ気分のアメリカだけに、魅力的な価格を付けてくれば売れると思う。日本で販売するかどうか不明。
個人的に最も気になるのがS90である。何と130km/hまでなら、先行車の有無に関係なくハンドル操作まで自動で行うという。アメリカだけでなく、市販車として考えれば世界最初の装備である。同じレーンなら何時間でも自動運転してくれるということ。ほとんど同じ機能を日産も今年夏の新型セレナの搭載してくると言う。いよいよ時代は動き出した。
VWは代表が訪米して謝罪。不正問題の沈静化を狙うものの、依然として米当局に対する資料提供などで前面降伏をしていない様子。 こういった頑な姿勢に対するアメリカの対応って驚くほど厳しい。このまま突っ張れば長引くし、円満解決にならぬ。スターウォーズの新作を見ても、敵側の出で立ち&立ち居振る舞いはドイツ軍にしか見えません。根は深い。
VWグループがアメリカでブランドイメージを取り戻せるかどうか、直近の10日間くらいで決まるかもしれません。失敗したらアウディのブレーキペダル問題(ペダルの両踏みによる暴走事故が多発した)同様、長引くと思う。
<おすすめ記事>