トヨタもbZ4Xは失敗作だと認定か? ただホンダと違い、意地でも良いクルマにするらしい!
bZ4Xとソルテラは「トヨタといスバルの悪いところを合わせたクルマ」と書いたヤツがいる。いや、レクサスRZに乗ってレクサスの悪いところも加えたとまで書いたから酷い! しかし! どうやらトヨタ自ら少なくともbZ4Xが「良いクルマである」と思っていないようだ。4月7日に行われたトヨタの新体制方針説明会でもこの件、しっかり取り組んでいく旨の発言がありました。
するとどうよ! bZ4Xの課題はたくさんあるのだけれど、早くも4月22日に第一弾が発表された! 以前も書いた通り、bZ4Xは1日2回しか急速充電出来ず(3回目は低速充電になっちゃう)、しかもバッテリー容量の表示無し。エアコン入れるとイキナリ2割以上も航続距離が落ちるなど、2010年に発売された初代初期型リーフから全く進化していなかった。
先日レクサスRZに試乗した時もこの件を聞いてみたら「何とかしたいとは思ってます」程度の反応。こりゃダメだと思って文頭にリンクした記事を書いた。けれど突如上記3つの対応を発表したのである! 急速充電は1日4回程度まで対応。バッテリー容量の表示を行い、大げさなエアコン使用時の航続距離表示低下をカイゼンするという。既納車も対応してくれるそうな。
これでbZ4Xの運用上の不満は無くなったと思う。残るは電費の改善と、容量不足からくる駆動系のタイムラグを何とかしてやり、さらには価格を下げるか、同じ価格ならインテリアの質感などを上げるなど改良することで、勝負出来るようになるだろう。同時にイメージダウンしたbZ4Xのブランドを何とかしないとダメですけど。違うモデル名にする?
トヨタからすれば電気自動車専用プラットフォームが登場する2026年まではbZ4Xのプラットフォームを使わなければならない。そしてトヨタは2026年に150万台の電気自動車を販売すると言う。おそらく中国はBYDと共同開発したbZ3のプラットフォームを使って50万台くらい売る予定だと思う。つまり100万台はbZ4Xベースです。驚くほどのペースで改良されていくと予想しておく。
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この発表は結構驚きました。
何だかんだトヨタは柔軟だなって思いましたよ。
思い出してみたら遅れていたADASとかもいつの間にか国内トップクラスになっているし
エンジンなど色々な動力性能も国産だと頭一つ抜けてますから
EVも批判は素直に聞いて巻き返しをしてくるかもしれませんね。
底力はありますし
一番心配だった「負けを認める」…コレ相当冷静じゃないと難しい判断だと思うのですが、ここから最低限「買った人が損をしない」クルマまでの目途が立ちそうですね。
多分バッテリー保護を念頭に、相当の余裕をもって急速充電をやたらと「できない」仕様にしたり、航続距離予測をエアコンON時に余裕を持った残距離表示にしたり、電池残量は…まあリーフでいう「セルが減る」現象で100%に充電されない「将来を見越して」安全策で外していたんだと妄想します。
ホンダでいうところの「A案件」に「A案件」が重なって、おまけに保険で「A案件」を付けることで遠出性能が著しく低いトヨタ初の量産EVが爆誕してしまったのかと。
ギアの組みつけ精度やインバータ制御は今更トヨタが?と思いましたが、モリゾウ氏以前はトヨタって割り切った見切りをしていたクルマも多かったと記憶しているので、コストダウンしていたのかも。
レクサスでさえ「コストがかかり過ぎるからショックアブソーバーの交換はあり得ない」なんて言われたそうですが。そういう匂いがするような。
他のトヨタ車が良くなってしまうとこういうところがあぶり出されちゃいますね。
CX-60の「売るなら試作車レベルじゃなくてちゃんとしたの売ってくれ」じゃないですが、bZ4Xも似たようなものだったのかもしれません。
カイゼンに期待します。
初代リーフ、最終型30㌗、そして今はリーフe+62㌗に乗ってます。V2Hと太陽光発電もやって、このご時世にマッチして電気代格安です。この10年電気自動車の進化と共に、カーライフを送りました。日産の充電カード変更により、遠乗りは厳しくなりましたが、往復300㌔ならば余裕です。トヨタの電気自動車は酷いですね。ミライも酷いけど、更に酷い。実用出来ない車を誰がリース契約するのかな?日産のように急速充電器も用意出来ない。トヨタのやる気の無さが良く分かりました。
今回の対策はあくまでも性能そのままに表示を変えただけのやっつけ対策本部でしかない。
元々のデキが悪いのは簡単には直せない。
トヨタディーラーに充電機を増やしているようでだが、営業時間中しか充電できないトコロばかり。
EVの知見のなさが露呈しまくり。
ハイブリッドをやっているからEVはすぐできるとか言っていたのが見識のなさを表している。