トヨタ初の『A』評価

やっとトヨタの対応が始まった。2014年式の『サイオンtC』はトヨタ車で初めてスモールオーバーラップで「まぁまぁでんな!」(アクセクタブル)を取ったのである。今までのトヨタ車は全て「ぜんぜんダメ」(プア)だったことを考えれば圧倒的な進化と言っていいだろう。同時に2014年式カローラも「ギリギリだね」(マージナル)。

トヨタからすれば2014年式のRAV4でもアクセクタブルを狙ったのだけれど、前輪が思った通りにならずAピラー付け根を押しつぶしてプア評価になってしまった。こいつは少しばかりショックだったようだ。サイオンtCのアクセクタブルでムネをなで下ろしていることだろう。それにしても時間掛かりましたね。

次なる進化は「アメリカで売っているモデルについちゃ日本仕様も同じにしてね」ということ。スモールオフセットはやがて日本でも問題になってくると思う。その時に「解っていたけど日本仕様はどうでも良いと思ってました」と「アメリカの人も日本の人も命の価値は同じですから」じゃ全然違う。そうなったら私も攻めさせて頂く。

現時点ではどこのメーカーも対応に必死だから仕方ない。例えばフィットだって日本仕様は対応してないが、アメリカ仕様で対応することだろう。このあたりの事情はマツダやスバルだって同じ。2年後くらいをメドに日本仕様もスモールオーバーラップ対応を始めるべきだ。私は怖いのでV40を選びました。

スモールオーバーラップも高性能自動ブレーキも、一昔前のシートベルトやオフセット衝突対応ボディと同じ。普通に乗っている限りほとんど関係ないが(私だって一度もエアバッグ開いた経験無し)、今やシートベルト無しや64km/hオフセット衝突で死んじゃうようなクルマに乗りたくなくなります。

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