リチウム空気電池

ガソリンエンジンの効率を最大限まで引き出すには、ディーゼルのような自然着火式しかないと言われている。実際、ベンツは
『ディゾット』とネーミングしたエンジンを開発中で(試作車は完成済み)、ディーゼルと同等の燃費だという。日本のメーカーを見ていると、このタイプのエンジンに興味を持っていない。

と思っていたら、何と現代自動車が圧縮着火式(ディーゼルと同じ)のガソリエンジンを米デルファイ(デンソーのような会社)と協同で開発している、と紹介された。圧縮比14,8で正しくディーゼル並だ。スカイアクティブDで14ですから。1,8リッターで2リッターディーゼルと同等の出力(180馬力)を引き出すらしい。

アメリカのメディアで紹介された記事

燃費は直噴ガソリンより25%向上し、ディーゼルと並ぶ。しかも燃焼状況が良いため高価な排気ガス処理装置不要(ディーゼル用は非常にコスト高い)。三元触媒だけでユーロ6に届く。欧州やアメリカのように「軽油とガソリンの価格が同じ」国や地域なら、間違いなくディーゼルより有利なエンジンになることだろう。

もちろん今年や来年というワケにゃいくまい。現代自動車は来年中に次期型ソナタに搭載し、実証試験を開始すると行っている。ベンツが最初のディゾット搭載車をメディアに乗せたのが2008年で、未だに市販化されていない。ということは難しさも多いと言うことだと考えます。果たしてモノになるのだろうか?

一方、トヨタはリチウム空気電池の実用化に向け、一歩進んだというウワサ。今の電池の数倍のエネルギー密度を持つと言われているため、パワーユニットの革命が起きる。燃料電池なんか不要だ(そのときには現在トヨタ内にいる電気自動車嫌いは引退済。トヨタも電気自動車に行く)。

オートックワンの『社長に訊く』シリーズは「東京モーターショーが始まるまで」が締め切り。今日は富士重工の吉永さんをアップしている。率直に聞いたら率直に答えてくれました。諦め掛けていたスバルながら、ちょっと期待しちゃいます。ちなみに「いいね!」を押せるのだけれど、吉永さん伸びが早い。

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