トラック、電気自動車化で着座位置低くなったらジェントルな運転になる?

アメリカ郵政省が2023年に導入される次世代郵便車のコンセプトカーを発表した。アメリカの郵便車、唯一の右ハンドルということでよくウンチクに出ます。アメリカって郵便物の配送だけでなく集配もしてくれる。アメリカの郵便受け、下の写真のように手を上げておくと持って行ってくれるのだった。日本もそうしてくれればいいのに! という用途のため右側にドア&運転席がある。

下のようなクルマ、アメリカに行ったことのある人なら見たことがあると思う。郵便受けの前に停まり、ガラガラとスライドドア開け(開けっ放しのことも多いです)、郵便をポストに入れ、手が上がっていたら集配していくワケ。さて。アメリカは公用車を電気自動車に変換していくことを発表した。当然ながらアメリカ郵政公社の車両も電気自動車にしていくことだろう。

写真全てUSPS

ということで下は次世代の郵便車です。エンジンの有り無しは公表されていないけれど、エンジンルームがあるように見えない。常識的に考えたら電気自動車でしょう。毎日の走行距離が大きく変わらない郵便車、電気自動車と相性良い。というか真っ先に電気自動車化して当然の公用車です。アメリカ政府は「国産車にする」と言ってるため、日本車に余地無し。

閑話休題。電気自動車になるとこのような「働く車」も着座位置低くなる。大型トラックの着座位置が高いのは、下に巨大なエンジンなどが搭載されているからだ。電気自動車になったら低くて何ら問題無し! 2トントラックくらいまでのサイズなら、運転席はUSPSの郵便車くらいの高さになると思う。これ、どんな影響をあたえるか? おそらくオラオラ運転をしない傾向になります。

運転席の高さで気分はずいぶん変わってくる。今のように”よじ登る”ようなドラポジだと、文字通り御山の大将気分。けれど低くなってくると、速度や周囲の交通に対する恐怖心も出てくる。下はテスラのトレーラーヘッドだけれど、おそらくディーゼル車より1mくらい低い。空力のためのリフレクター、デガいから低さをイメージ出来るんじゃなかろうか。

いずれにしろ働く車もカーボンフリーを目指さないとならない。近距離なら電気。長距離用は燃料電池になるんだと思う。現在けっこう煮詰まっているのが漁船やプレジャーボートのような小型船舶。連続して高い出力を出さねばならないため、電気と相性悪い。となれば燃料電池か? 今のディーゼルエンジンの場所に搭載出来るような”燃料電池ユニット”が出来るかもしれません。

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