ニンゲン様
日本は歩道と車道の区別の無い道が多い。いや、最近は明らかに車道であっても人が我が物顔で歩いているケースすら珍しくない。そんな道で大きな音を出すラリー車や派手なスポーツカーに乗っていると、皆さん避けてくれます。それでいてイヤな顔をしない。ラリー車など「おおっ!」っと言った反応。どうぞどうぞ、に近い。
音を出さない電気自動車やハイブリッドに乗っていると、なかなか気がついてくれないばかりか、気づいた時に明確に「ジャマだな!」という顔をされる。こちとらラリー車に乗っているときと同じくらいユックリ走っているのだけれど、最近は解っていて譲らない輩だって少なくないです。人の方がエライ、と考えているワケ。
乗っていて楽なのは前者だ。でも客観的に考えてみたら、歩行者からしても前者の方がストレスを感じていないのかもしれません。まぁヤンキーの爆音車だと少しニュアンスが違ってくるんでしょうけど。「人にやさしい」というのはどうあるべきなのだろうか? そんなことを静かなECOカーに乗っていると考えされられる。
また、静穏車に義務づけられた音響装置はほとんど意味をなさない。そもそも絶対的な音量が小さく、ナンの音なのかも不明。オバケの効果音みたいな音質じゃダメでしょう。音量は周囲の音量に合わせた自動調整にすべきだし、音質についちゃ抜本的な見直しをした方がいい。人とクルマの関係を考える好機だ。
・ECOカーアジアは「急速充電料金の設定は超難しい!」
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