ハイラックスの廉価版である『imv 0』は相当遊べそう。欲しくなってきました~

トヨタの新しい動きといってよい『imv 0』について新しいことが判明したので紹介しておきます。市販が1年以上先と言うことから12月14日にワールドプレミアした時はモックアップかと思っていたら、驚いたことにブリラムで開催される25時間耐久レースのペースカーがimv 0だった! しかもバリバリの競技仕様になっており、それなりのスピードで走っている。どうなってるのか?

ロールケージは写真の通りフル溶接! ドアの開閉はベルトを引っ張るタイプ。フルバケが入るなど、そのまんまトラックレースに出られそうなイキオイ! ボンネットも空けていたのでチェックすると、搭載されていたのは2400ccのディーゼルターボ。6速マニュアルである。「ホントかよ!」なのは現在走れるimv 0ってこの1台だけらしい。試作車を競技車両にしちゃった?

この一点からも解る通り、開発チームは徹底的に明るい! コストを追求する商用車、質実剛健になりがちだけれど、最初から遊んでいるのだった。しかも関係者に聞くと「日本で販売したらどうでしょうか?」。何と! 日本でも販売できるのか? これまた子細にクルマを見たら、現行ハイラックスと基本的な構造は同じ。その現行ハイラックスに電気自動車仕様が追加されるらしい。

ハイラックスEVもimv 0と同じチーム。TOPは社内でジャイアン(どらえもんに出てくるとキャラかぶり)と呼ばれている中嶋さんだけに、これまた動く車両は現時点で2台しかないにも関わらずブリラムのドラッグレース場で関係者の同乗試乗会をやっている(笑)。当然全開スタートだったりして! ハイラックスEVについては明日にでも紹介するけれど、そのユニットがまんま載るようだ。

となれば日本だって電気自動車仕様も販売すればいいと思う。けっこうなニーズあるんじゃなかろうか。もちろん販売時点でディーゼルもラインナップできるなら、これまた魅力的。荷台は完全なフラットスペースなので、モーターホームみたいなものを積んだっていいし、Wキャブ仕様なら乗用車+遊びの相棒にもなる。電気自動車版は官公庁からの引き合いだって多いと考えます。

まじめな話をすると、中嶋さんは「新興国でもここにきて車両価格がどんどん上がってます。原点に戻り良品廉価を徹底的に追求しようと考えました。ハイラックスと比べたら驚くほど安いです! 具体的な金額は言えませんが(笑)。クルマはいろんな人にビジネスチャンスを作ってくれます。それをバックアップしていきたいです」。この話、どこかで聞いたと思ったら本田宗一郎さんでした。

ベトナムでカブを普及させようとしていた時、移動手段や輸送手段を安価に提供すれば生活を豊かにできると主張したのだった。巡り巡って今やホンダの収益の10%をベトナムの2輪車が稼いでいる。原点は大切だし、それこそがモビリティを提供している企業の本懐であって欲しい。imv 0の話を聞いて少しばかり嬉しくなりました。日本で販売することになったら上がりの1台前のクルマにします。

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3 Responses to “ハイラックスの廉価版である『imv 0』は相当遊べそう。欲しくなってきました~”

  1. 猫まんま より:

    あらまあカッコ良い。
    国内安全基準満たしてハイラックスより安価なら結構人気出るかも?
    でも安全基準満たすと結構高くなるんだろうけど。
    安全基準はそのままで速度リミッター70kmとかにして高速走行不可の街乗り専用商用車として売ったら需要は有るのかもしれませんね。
    まあ役所が絶対に認可しないだろうけど。

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    取ってつけたようなエアダムと白い車体全体に貼られたステッカー。
    富士スピードウェイに現れたINTERTECの富士耐久レースに現れた「空飛ぶレンガ」ボルボ240ターボを思い出します。
    競技車両は七難隠すというか。
    スキー場で見かける女の子はみんな可愛く見える(現在の基準からすると問題発言かもしれません)アレです。

    https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17291332

    私だったらハイリフト化しそうですが、とことんサーキット仕様にしても化けるということですね。
    内装見ると最初からレーシングトラックとして制作されたような仕上がり。
    ペースカーならここまで必要ないはず。
    1年以上前に発表するのは何かのティザーキャンペーンかと思いましたが、25時間耐久レースのペースカーとして走らせるなら現場で「あのヘンテコなトラックは何だ?」じゃレースの前に説明しなきゃならない。
    例えば300万円切ってきたらどうか?
    FRというなら250万円程度も可能?
    MTだったらACCも要らないし、電動サイドブレーキも要らないです。
    少なくともあと1回はサンバーも車検通すつもりですが、予定は常に未定。
    サンバーもまあ振り返って見惚れるくらいカッコイイ訳じゃない。

    …コレは…アルか???

  3. 緋色@AP1 より:

    今のトヨタは楽しい(良い)車を造り出していて嬉しい反面、「良品廉価といえばHONDA」というイメージがあったのでHONDAファンとしてはフクザツです(HONDA頑張れ!!!!!)。

    imv 0良いですね。ショートボディのダブルキャブかハイラックスサーフ的な立ち位置のモデルが出たら、ちょっと欲しいですね。
    今からローダウンかリフトアップか、悩んじゃいます(笑)

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