バッテリーを10万台分生産へ
驚いた! NECはリチウムイオンバッテリーの最重要構成部品である正極の生産台数を、2011年3月までに6万5千台から10万台へ引き上げると
いう。これだけ多くのリチウムイオンバッテリーを生産すれば、最大のハードルになっている生産コストも1kWhあたり5万円という領域に入るだろう。
三菱自動車の場合、2010年度の販売目標は5千台。この台数すら、どうやら達成に向け相当努力しなければならないような雰囲気。日産はその20倍ものバッテ
リーを生産する計画を立てたのだから凄い。ちなみにNECのリチウムイオンバッテリー、ハイブリッド車用(短い時間での出し入れが得意な特性)も同時に開発中である。
もしかするとハイブリッド車用バッテリーの生産台数を増やしたのかもしれません。というのも日産は遅ればせながら、プリウス級ハイブリッドの開発をスタートさせた。それが2011年くらいに間に合うのかもしれない。このクルマが出てくれば、あっという間にバッテリーの生産キャパシティは一杯になってしまうことだろう。
ただ全く問題点が無いワケじゃありません。新しい技術を、これだけ大量に短期間で立ち上げたメーカーは聞いたことない。もしトラブルでも出たらどうするのだろうか? なかなかシビれるリスクである。逆に自信があるということなんだと思う。
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いつも拝見しています。
日本の電池メーカーは持ってる技術をもっと出すべきです。また製品として早く、大量生産し、安全なバッテリーを自国の自動車メーカーに供給してほしいです。
先日、時代の変化を感じました。日産本社近くの家電量販店で、電動バイク50cc相当を販売してました。この会社では、電動バイクも電気自動車でも、電化製品ならできるだけ安く大量に売っていくそうです。
まさか、自動車メーカーが経費削減で店舗を少なくし、家電量販店等と組むことは無いと思いますが、心配でなりません。
ちょっとズレてすみませんでした。