パジェロ復活とのウワサが流れ飛んでいるけれど、本当のところはどうか?
パジェロが復活するという。タイ工場で生産されるとなっている。本当か? 可能性は十分あります。先日試乗したトライトン、タイ工場製。ラダーフレームのため、上屋だけ作ればいいと言うことになる。日本仕様のトライトンはWキャブだから全長が5360mmもあるけれど、ショートホイールベースをベースにすればパジェロとして十分成立することだろう。
その場合、一番問題になるのがコイルサスかリーフサスか、ということになる。おそらくパジェロをリーフサスで出したら、けっこう多くの「なんだよ!」という声が出ることだろう。日本人の”本質を知らないクルマ通”は形式を重視する。9500回転まで回るOHVより、8000回転しか回らないツインカムがいいと言うみなさんですから。解ってない。
新型トライトンに試乗させ「頑張ったサスにしました!」と説明したら、リーフだと見抜けないと思う。新型トライトンのようなストロークを確保している上、あれだけ滑らかに動けばリーフ上等! しかもラリーカーのような走りまで出来る。私はリーフのまんまパジェロ作ったって何ら問題と考えます。なんなら「新世代のサスペンションです!」くらい言ってもいい。
リーフでよければ新型パジェロへのハードルは限りなく低くなる。何ならフロントドアまで共通だっていい。100歩譲って「パジェロ」が難しいようであれば「パジェロ・スポーツ」の後継モデルでいいと思う。上は現行モデルだけれど、今の三菱自動車のデザイン陣なら、もっともっとパジェロっぽい雰囲気を出せるんじゃなかろうか。日本だけでなく、いろんな国で売れる。
今から開発し発売するタイミングで円とバーツのレートが適切に戻れば、400万円スタートくらいで売れると思う。ランクル・プラド改めランクル250は下を見て強気の500万円スタートになるだろう。400万円スタートで3列シートの本格的な悪路走破性を持つディーゼルを2年以内に出せたら、それなりのマーケットがあるんじゃなかろうか。スピード感が重要です。
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リーフスプリング大好き派です。リーフのデリカスターワゴンの三列目で何度も長距離ドライブに行きましたが、コイルスプリングのグランドハイエースの三列目よりも、遥かに安定していて快適でした。位置決めがしっかりしていて、また、そのダンピング抵抗が荷重が掛かれば掛かる程、更にショックアブソーバーのへたりや、働きを援助をしてくれています。
バモス、ホビオもリーフのお陰でミッドシップ、ドディオンアクスルの効果を遺憾なく発揮していました。
初期の軽三輪は、ショックアブソーバー無しでしたが、板バネの抵抗がその役目をしていました。
また、セドリックのリーフスプリングでの乗り心地も、2代目以降クラウンのコイルスプリングより遥かに良かった記憶があります。
申し訳ありません。訂正があります。デリカスターワゴンと、3列目で乗り比べたのは、グランドハイエースではなくて、友人がデリカスターワゴンの次に購入した、トヨタ・グランビアの3リッターディーゼルターボでした。お詫びして訂正いたします。
パジェロが大人気だったころは、Safari、ランクル、ハイラックス、テラノ(ダットラ)と周りが硬派なsuvでしたからね。コイルスプリングで乗り心地も!とあれでも都会派suvでした。
パジェロらしいフロントマスクとワゴンボディなら、リーフサスでいいと思います。
それでまた砂漠の王者をめざしてほしいです。ああ、篠塚さん…