フォードの強気
フォードはクレクレタコラ化しているGM/クライスラーと
距離を置いている。今回の政府融資も受けていない。なぜか? 私も不思議だったものの、何となく解ってきました。ハイブリッド技術にメドを付けたようなのだ。日本のメディアじゃ全く伝えられない『フュージョン』のハイブリッド、なかなか良いクルマらしい。
御存知の通りフォードは早い時期からアイシン製システムを搭載する『エスケープ』でハイブリッドの研究を行ってきた。フュージョンのハイブリッドを見ると、
まんま日本車です。なにしろエンジンは2,5リッター4気筒のアトキンソンサイクル。そいつに高出力のモーターを組み合わせ、ホンダと同じサンヨーのニッ
ケル水素電池を使う。実用燃費も良いらしい。
加えて燃費の良いコンパクトカーもマツダの技術で開発可能。いろんな意味でフォードは自力再建のメドを付けて居るんだと思う。問題は改革の速度と規模。時間さえ掛ければフォードの狙い通り行くかもしれない。されど状況の悪化たるや急坂を転がるイキオイ。ハイブリッドだって量販体勢を整えられないかと。2年くらい必要です。
そのフォード、日本市場で大苦戦している。明日、12月の輸入車販売台数が発表されるけれど、相当厳しい数字になりそう。いや、フォードに限らず輸入車勢は崖っぷちというイメージ。撤退するインポーターも複数出てくると思う。その場合、輸入権はヤナセに渡せばいい。
<おすすめ記事>