プラグインハイブリッド
どうやらトヨタが作戦変更したらしい。ここにきてプラグイン・ハイブリッドをEVとして認知させようと動き始めているの
だった。TVや新聞広告を見ても、まるでEVのように紹介してますから。ちなみにトヨタ関係者のコメントによれば「プラグイン・ハイブリッドはプリウスの
3倍程度のバッテリーを搭載したいです」。
プリウスのバッテリー容量が1,31kWhなの
で、3倍なら4kWh(ちなみにiMiEVは16kWh)。容量の70%である2,8kWh分使うと、電費7km/kWhとして約20km走る計算。この
程度走ってくれれば、もはやEVの仲間と言ってよかろう。しかもエンジン付きだからしてバッテリー切れの心配無し! 冷房&暖房さえOK。
価
格だって予価400万円のiMiEVより高くなることなど考えられまい。231万円のプリウスのバッテリーを3倍にしても、トヨタが気合い入れれば30万
円増くらいで出せることだろう(リチウムイオンバッテリーは量産すると1kWh当たり3〜4万円になるそうな)。EVジャンルで出せば、当然ながら様々な
優遇措置も受けられるという寸法。
考えてみればこんなECOで使い勝手の良いクルマは無
い。2010年に発売すると発表しているが、迷わず買ってしまうと思う。となると難しいの、EVです。300万円大きく切ってくるか、日産みたいにバッテ
リーをレンタルにするという作戦を取ってこない限りプラグインハイブリッドにゃ勝てまい。
冷静に考えると、プラグインハイブリッドって強い! やはりEVの落としどころは、バッテリー搭載量をスバルR1eの9kWhよりさらに減らし、小型の発電機を組み合わせるシリーズハイブリッドです。
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私は来年発売予定の次期型プリウスが楽しみです。
ソーラーパネルを装着するグレードもあるようで、“燃費スペシャル”のオーラが更に強くなることでしょうね。(勿論、実燃費にも多少の効果があると思います)
しかし残念なことに、プラグインのモデルは少々遅れて発売されるようで、しかも最初は法人にのみ販売ということらしいですね。
これは穿った見方をすれば、トヨタに対して政府からの圧力でもかかったのか?と勘ぐりたくなります。
ガソリンが売れなくなると税収が減少してしまうことは、5月の暫定税率の復活劇を見ても明らかですから。
政府は、一方で環境保護技術を支援し、またその一方では開発の足を引っ張る勢力もあるのではないかと想像してしまいます。
トンマなことを訊くようでもうしわけありませんが・・・
プラグイン・プリウス(満充電20km)は、ガソリンを入れなくても走るのでしょうか?
だとするとカテゴリはEVで文句なしです。
私は1日20kmも走りませんから
「安くて、iMiEVより無駄に重いEV」として買っちゃいます。