プリウスは最強の横綱

今後自動車メディア&広告ギョウカイはプリウスの弱点探しと、プリウス以外のクルマの魅力訴求に邁進することになるだろう。実際、そういった内容の問い合わせや急に企画が増えてきた。しかし考えれば考えるほどプリウスを切り崩すのは難しい。

違う分野である電気自動車でさえ、プリウスのプラグインタイプが300万円を下回る価格で出てくれば、全くかなわない。なんと言ってプリウスのモーターやインバーターは年産60万台規模。加えて普通の電気自動車はセカンドカーとしてしか伝えないが、プリウスならピンで行けますから。

おそらく現在発売されている大半の車種は、プリウスを凌ぐ魅力を持っていない。加えて宣伝すればするほどプリウスの凄さを再認識させられることになる。強いて存在感を打ち出せるとするなら、150万円以下のコンパクトカーと3列シートのミニバン、高性能4WDくらいか?

唯一の対抗勢力であるインサイトの魅力も真剣に1週間くらい考えてみた。デザインや扱い易さなどいくつか見つかったものの、プリウスより実質的に高額という
現実で推奨するパワーが落ちてしまう。レガシィのようにプリウスから離れるという手もあるけれど、そっちにユーザーいるか?

相当のクルマ好きである私でさえ、新車を買おうとすればプリウスしか考えられない。もしプリウス以外で、ということになれば中古車を選ぶ。でなければ前述の通り、プリウスとバッティングしないクラスで勝負するしかあるまい。これまたトヨタのハイブリッドが出るまでの間ですけど。

マニュアルのコンパクトカー買って競技車両風に仕立てて乗る、なんてのが唯一の対抗策かも。デミオやフィットのワンメークレース&ラリー仕様のベース車両なんか無理矢理作って150万円くらいで売ったら、案外欲しい人はいるような気がします。

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7 Responses to “プリウスは最強の横綱”

  1. 大和路 より:

    インサイトには、5ナンバーというメリットがあるのではないかと思いますが、どうでしょうか?
    実際の支払額はそう変わらないのかな?

  2. Ito より:

    誰が見ても(一部のハイブリッド懐疑派を除く)プリウスがお得で性能いいというのはわかりますので、欠点探しこそ評論家の皆さんの腕の見せどころです(笑)
    私が新型プリウスにケチつけたいのは、
    ・ツーリング系以外はハロゲンヘッドライトでHIDのメーカーOPの設定すらない!(結局高いグレード買わせる作戦?HIDに慣れるとハロゲンは暗いです…)
    ・ソーラーパネルとLEDヘッドライトが同時装着できない(両方ほしいユーザーはかなり多いはず)
    ・軽量化の努力が足りないこと(おかげでコストダウンできたから、ユーザーにとってはメリットが大きすぎるかもしれません)
    ・SとGグレードの装備差のわりに25万も差額がある(適正な差額は15万)
    ・仰天装備は今回は少ない(今回は、現行型で言えばIPAやプッシュスタートに代表される仰天装備はないですね。ナイトビューモニターくらいOPでもいいから用意してほしかったです)
    一生懸命探しましたが、このくらいしかみつかりませんでした(笑)何れも、魅力を半減させるほど致命的な欠点でないので、できるものはMCで対応してほしいです。

  3. ヤン より:

    インサイト見てとても失望しました。技術的にも価格にもメリット感じません。いくら言ってもデザインはプリウスパクリ…内装も安っぽいです。ホンダは安さだけで勝負したかったでしょうが今は割高になってしまい、ホンダファン以外買う理由は思い付きません。

  4. アミーゴ5号 より:

    昨日本屋さんで「ハイブリッド」(文春文庫)を買いました。初代と二代目プリウスの開発状況が描かれているのですが、驚きました。「21世紀に相応しいクルマとは何か→個性派技術者の裏研的ネタ→超トップダウンによる根拠のない目標と納期設定→満足に動きもしないのに量産決定→はじめてだらけの新技術を全社を挙げて開発」とてもトヨタとは思えない、凄まじい開発の有り様です。
    経営者の超トップダウンのおかげで、担当社員が「火事場の馬鹿力」を連発させまくった様子は、以前プロジェクトXで見たホンダのCVCCエンジン開発とよく似ています。「子供たちに青い空を届けたい」と言う社会的使命が、開発者の心の支えだったと聞き及んでいます。
    トヨタとホンダのハイブリッドの差は、資本力や技術力ましてや社員の差による物ではない。21世紀に相応しいクルマを展望したトヨタと、燃費ナンバーワンを目指したホンダの経営思想の差だという事が、あらためて良くわかりました。
    初代プリウスの「21世紀に間に合いました」というコピーは、トヨタの魂の叫びだったんですね。
    当分トヨタの世界的な独走は続きそうです。初代プリウスが欲しくなってしまいました。

  5. やぎ より:

    えっと、支払い時における5ナンバーのメリット(言い換えれば3ナンバーのデメリット)ってなんですか?
    排気量や重量なら分かるのですが…。
    昔はなんか差があったと聞いたことはありますが。。。
    プリウスの弱点はOPのNGの合わせ方が悪いことしか思いつかないです。
    HIDなんで付かないのだろう。
    後で自分で付けたらマズイのかな?

  6. R2海苔 より:

    プリウス以外だと軽自動車は売れると思いますよ。
    普通車は厳しいかと。
    ところで最近流れてる、デミオの”車はハイブリッドだけじゃない”的な宣伝は、却ってプリウス訴求力を高める結果になっているのではないでしょうか?

  7. ぱあぱ より:

    今更ながらすみません[E:sad]
    新型プリウスの弱点といいますが、どうしても好きになれないところに、メーカーの姿勢があります。
    会見で社長が「もうすぐ本物のハイブリッドが出ます」と言ったり、旧型を189万円で併売したり・・・。初代、2代目に比べて、時代が悪い事もあるでしょうけど、最強の車を作った割りにメーカーは自信がないのか?とも取れるほど・・・。
    もうひとつの弱点はやっぱり今後のハイブリッドラインナップではないでしょうか?リチウム電池・プラグインの開発がプリウスでは間に合わなかったのか、今後への出し惜しみか?はともかく、今、売っとかないと、いつ第二のインサイトが現れるか判らないとかいう不安があったりして[E:wobbly]
    でも、税金、補助金、高速割引、ガソリン価格、どれをとっても追い風で、一人横綱の時代ではありそう。

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