ホンダ、フィッチの格付けがAマイナスに。しかも方向性は「ネガティブ」。1日でも早く新体制に

フィッチが3月31日にホンダの格付けを見直して『A-』に。見通しは今後さらに引き下げる可能性のある『ネガティブ』とした。ホンダは財務体制がしっかりしていたこともあり、ずっとA以上をキープ。国際的優良企業の代表といってよい存在だった。フィッチは31日までAとしてきたのだけれど、専門的な総合的評価で「今のまままだと厳しい」。その通りだと思う。

インドの0アルファ

BBBにダウンする可能性も大きいだろう。ちなみに日産の格付けは『BBネガティブ』。BBとは「投機的と判断される格付けの最上位。現時点で問題はないが、経営環境や経済環境の悪化によってデフォルトリスクが高まりやすい」となる。ホンダ、S&Pも3月13日に「A-」から「BBB+」に引き下げているが、これまた遠からずダウングレードすると考えます。

格付け機関が現経営陣に対しダメ出ししたワケ。株価も下がっていくことだろう。私の意見でなくステークホルダーの皆さん立て直しを望んでいるに違いない。なのに現時点で再興の兆しは見えない。三部さん、どうやらレイムダック状態らしく、新しい経営の方向性を指示できていないようだ。先週末は鈴鹿サーキットにいたと聞いたが、動向全く不明。

今後やるべきは5つ。1)電気自動車の位置づけを再構築すること。アメリカに於ける0シリーズの中止で内外ともに「電気自動車がダメだ」みたいな雰囲気になっていると思われるが、世界の流れは「確実に電気自動車へ」である。トヨタのようにユーザーを見ながら商品を揃えていくことが重要。ただ0シリーズのような超カッコ悪い電気自動車なんか売れない。

2)アメリカも日本も中国も売れるクルマが必要なのに、2年程度いかんともしがたい。アメリカは新型車半減。日本もインサイトやブルドッグのような電気自動車しか出てこない。中国についちゃさらに厳しく、割高な上、魅力のない電気自動車を売ろうとしてるのはホンダだけになってしまった。トヨタと日産を見ると、もはや価格や性能で中国車とガチ勝負してる。

3)ホンダの収益源となっている東南アジアの2輪車の電動化が遅れている。競合車は安価で寿命の長いLPF電池なのに対し、ホンダは高価で寿命の短い三元系リチウム。直近だと三元系リチウムを使う電動バイクを大幅値引きしてLFP勢と戦おうとしてる。この勝負、コスト的に話になってない。長期勝負になったら勝てないです。抜本的な見直しが必要。

今後、インドで開発中の電気自動車0アルファや、中国市場、東南アジアの2輪、アメリカや日本、東南アジアに於ける4輪商品群の見直しや立て直しを猛急で行わなければならない。そんな中、アメリカのイラン攻撃で東南アジアでの部品調達が難しくなりそう。現時点で2年の赤字に耐えるキャッシュフローを持つようだけれど、想定外のマイナス要因あれば厳しい。

この記事はエイプリルフールではありません。

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