ホンダ、電気軽商用車の納車は秋以降になる模様。原因はAESCの電池供給か?
出せば確実に売れるだろうホンダの電気軽商用車『N-VAN:e』の発表発売は、当初5月くらいだと言われていた。実際、今年に入ってから予注(正式発注ではない)を受けてました。私も注文済み(1月に価格など解っていたがお楽しみということで公開を自粛)。4人乗りの『L4』で補助金使うと214万9400円ですね。充電ケーブル付き。ちなみに補助金無しで200万円切りはウソでした。
ということで本来なら5月の連休明けくらいから納車が始まる予定だったのだけれど、秋口に伸びたようだ。遠からず正式発表もあると思う。理由については「電池らしい」。N-VAN:eの電池はSAKURAなどと同じAESC。ただSAKURAの20kWhと異なる30kWh型。まだ出荷されていないブランニューの電池となる(おそらく日産もこのタイプの電池に切り替わるだろう)。
どうやら電池の歩留まりに問題を抱えているらしく、生産ラインの改修に時間が掛かる模様。当初「少し伸びる」というウワサだったものの「少なくとも4ヶ月。もしかすると半年」ということに。最終的な発売時期は今週か来週にも発表されるんじゃなかろうか。これで得するのがダイハツと三菱自動車。この手の商用車は時間的に待った無しのケース多い。「すぐ欲しい」です。
特に電気自動車は取引先から一定の割合で電気自動車の使用を義務づけられるケースも多く(特に外資系は厳しい)、早く欲しいところ。三菱自動車のミニキャブEVなら納期短いし、不祥事で大幅に遅れたダイハツも、ホンダに遅れること半年くらいで発売にこぎ着けられることだろう。しかもダイハツ開発の電気軽商用車、ホンダより電池搭載量多いという。価格次第じゃ激しい戦いになる?
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基本的に私、ホンダや電気自動車を応援したい方ですが、今回はうーんという感じです。ま、耳目を集める作戦だったといわれればそれまでですが。
私も見積もりをもらいました(FUNグレード)が、受注開始の連絡がないので、またまたこんなことになっていたのか、トヨタなら外に出た話に対してはあまりないことです。
補助金込みで200万円切りというのも。初めから実現性がったのかな?フライングが過ぎた気もします。L4の下にL2グレードがあるのでどうなのか。
また、5月発表・発売、1月に受注開始が4月に、今度は発売も秋に。5月を春というのも無理が。
玉石混合ではありますが中国ではポンポンBEVが発表発売されていて、日本のホンダが出そうすると、開発延びてますみたいな混乱があってやはりBEVに対する日本の技術に後れを感じざるを得ません。遅れというか電池の選定ミス(3元系/リン酸鉄)ともいうかも。中国のホンダはヴェゼル似のBEVを中国とヨーロッパに出せているんですよね。
日産・三菱でBEV・PHEVの発売にドライブがかかってきたところで秋以降になると補助金の締め切りも気になりだす頃です。ここは落ち着いてバッテリーがより大きいトヨタ・ダイハツ・スズキ連合を待つのも手かなと思います。
ホンダはAESCのバッテリーをクラリティか何かで使っていたので手の内化できていたハズです。自分で販売のチャンスを逃したのだからよく考えてほしいです。