ホンダ、2024年市販予定の燃料電池車はPHVとな! それなら水素切れも怖くないぞ!

ホンダが2024年にアメリカでCR-Vベースの燃料電池車を発売するというリリースを出した。「あらら?」と思ったのは、PHVだということ。なるほど考えましたね! 燃料電池車の決定的な弱点は水素切れ。水素充填しようと思っても水素ステーション無ければアウツ! いや、私の経験からすれば水素ステーションの信頼性(稼働率)ってガソリンスタンドに比べ極端に低い。

次世代はさらに小型&高効率化してる?

つい先日も近所の高井戸ステーションで入れようと立ち寄ったら「点検中」だと! 日本でもこんな状態なんだからアメリカなんかさらに厳しい修行になることだろう。ホンダの面白さは「だったらPHVにしちゃえ」と考えたこと。リリースを読んでも電気だけでどのくらい走れるか不明ながら、最近の流れからすれば60~80kmといったところだろうか。タンク一本減らせば電池積める。

もっと深読みすると、水素消費量だって減らせる可能性大。MIRAIとクラリティに共通することながら、回生制動の性能が低い。搭載されている電池容量少ないため、回生しても充電できないのだった。PHVにして電池容量増えれば、減速時に走行エネルギーの大半を回生で取り戻せる。その他、燃費改善努力で水素消費量を抑えることで、水素タンクの容量も減らせます。

1本で200km走れるとしよう。そいつを3本積んで600km走れるようにしているのが現在の姿。されど2本積んで500km走れるようにし、80kmは電池でカバーすれば水素タンクを1本降ろしたって580kmという航続距離になるという寸法。考え方としちゃ正しいし、ユーザーにとって大いに心強い。私のMIRAIもPHVだったら”ほぼ”ストレス無しで毎日乗れると思う。最終スペックが楽しみだ。

参考までに書いておくと2024年発売の燃料電池車に搭載されるのはホンダとGMで共同開発しているスタック。モックアップか先行試作か不明ながら展示品を見たけれど、トヨタの燃料電池開発担当も性能までは予想できないと言っていた(笑)。そりゃそうだ。占い師ぢゃないですから。ただホンダの燃料電池、トヨタと互角の性能を持っていると。GMと組んでコストダウンできたら強い。

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3 Responses to “ホンダ、2024年市販予定の燃料電池車はPHVとな! それなら水素切れも怖くないぞ!”

  1. CX-60 より:

    FCVでPHVな車はベンツがSUVで作っていましたが、すぐに引っ込めてしまいましたね。
    MIRAIが出たときにすでにプリウスPHVはあったから、水素だけでなく充電でも走れたらと思っていました。
    ホンダは、伝統的にEV-PLUSのころからカリフォルニアのユーザーへ、リースでEVやFCVを途切れることなく供給していました。クラリティ・フューエルセルの次はCR-Vになるんですね。

  2. AJ_Tama より:

    確かに、FCV+PHVはメリット大きいですね!
    FCVにバッテリー増量するという考えは思いつかなかったです。
    モーターで走る車だから、言われてみると納得の解です。
    ホンダ、流石ですね!

  3. OUTLANDER PHEV より:

    ◆とても期待できるニュースです!!
    ◆私、LAV4PHVが発表になってすぐ予約しましたが、V2H非対応が明らかになり、予約を撤回。アウトランダー(前モデル)にしました。結構気に入ってます。
    ◆自宅から6kmのところに水素ステーションがあることと、これまでHONDA車に乗ったことがないので、水素PHEVのCR-VがV2H対応で国内発売されたら買います。
    ◆新型アウトランダーへの買い替えを検討していますが、しばらくはCR-Vの動向に注視します。

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