マツダまだアカンか? 古賀専務が「電気自動車は想定通りにはいかない」とブルームバーグで

マツダは押っ取り刀で電気自動車に注力すると発表したばかりなのに、舌の根も乾かないウチ、もう社内で「それはポーズですよ!」と発言する役員が出てきたとブルームバーグは伝えている。なんたるちゃ! まだブラックサタン~人見フェローの敷いた道をキッチリ辿ろうとしている上層部がいるようだ。このままだとマツダの電気自動車路線、本格的に動かないと思われます。

丸本社長、小野専務に次ぐ名簿だと3番手の要職

ブルームバーグによれば古賀専務は電気自動車が予想通りにいかない理由を5つ挙げたと報じている。普通、否定する理由を挙げるなら3つくらいで十分。なのに5つも挙げるのって完全否定と言ってよかろう。専務だから役員会で相応の発言力を持つ。古賀専務に逆らう発言など、過激なブラックサタン軍団を除けばしないと思う。そしてブラックサタンの残党は全員アンチ電気自動車だ。

マツダは電気自動車の販売比率を2030年に最大40%にすると発表したのだから、社内に世界の流れを見ている人材もいるんだろう。そいつを早速否定してるから驚く! トヨタと提携していきましょうと決めたのと同時進行形でブラックサタンがトヨタ大嫌いだと言ったのと同じ根っ子だと思う。ちなみに電気自動車をダメとした5つの理由はブルームバーグを読んで頂きたく。

5つ全て世界中の自動車メーカーや有識者が100%認識していることばかり。そいつを何とかしようと動いているし、資源についちゃ確保すべく様々なネットワークを何年も前から作っている。マツダの場合、何の準備もせず電気自動車40%化を発表したということを自白した恰好。もう全てにおいてダメダメのダメ! トヨタだって表面的に厳しいと言ってるけれど準備はキッチリしてる。

100歩譲ってマツダにトヨタのようなリッター20km以上走るハイブリッドがたくさんあればいい。電気自動車化が遅れたら漁夫の利を得られますから。されどマツダって見通しの甘さから今の規制値をクリアするのに困窮し、トヨタからOEMを受けている状態。燃費の良い小型ハイブリッド車も開発しているという話を聞かない。そもそもカーボンニュートラルの大義を考えていないかも。

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6 Responses to “マツダまだアカンか? 古賀専務が「電気自動車は想定通りにはいかない」とブルームバーグで”

  1. アミーゴ5号 より:

    ブルームバーグ、読みました。
    語り手も語り手なら、書き手も書き手という印象を持ちましたゾ。

    ・マツダをトヨタの仲良しグループに位置づけているのが笑

    ・マツダにトヨタと同等の電動技術があるように読ませているのが笑

    ・古賀氏の言い分は至極もっともながら、説得力がないのが笑

    ・古賀氏が社内で同じことを吠えている様子が、眼に浮かんで笑

    ・カーボンニュートラルの大義を語っていない「こっぱ役員」振りが笑

    ブルームバーグには、トヨタと一緒にするな!と言いたいし、古賀氏には、大義なくして繁栄なし!と言いたいです。

  2. 猫まんま より:

    まあ全部のメーカーがトヨタに右に習えでなくとも良いとは思いますが当然責任は自分で取ってねってとこですか。もともと天邪鬼なユーザーの受け皿になってるメーカーだから我が道を行くで良いとは思います。
    アップルしかり、マイクロソフトをやたら目の敵にするアンチしかり、アンチCVTしかり。世の中には一定数の天邪鬼が居ますからね。
    鳴り物入りで登場したCX-60もトルコンレス8ATの出来な悪さに呆れました。高額車があんなにガッツンガッツン変速ショックが有っちゃダメでしょう。それでもマツダ信者はべた褒めですが。
    いつも不思議に思ってるのはマツダの株主は何も言わないのかとは思います。世の流れに逆らうことばかりやって倒産すれば持ってる株が紙切れになるわけですから。それとも株主が中国資本に売り飛ばすつもりでわざとやれって言ってるのか?

  3. SaTo より:

    社内バラバラ感を全力で露呈している事、
    それ自体がマイナスでしかないと思います。
    先行き不安を感じさせ、本当に残念!

  4. しんぶんし より:

    世界は「電気自動車ありき」で動いているので、合わせるしかないのです。
    優秀な蓄電池とモーターを開発、製造できるメーカーが自動車界を牛耳るんです。

  5. CX-60 より:

    うーん、何だかヒゲを剃ったブラックサタンみたいな人が出てきたな~という印象ですね。
    古賀専務の述べた5つのネガはすべてみんなが不安視していることですが、それを何とかして電動化を進めようとしているのが世の中なのだと思っていました。
    また、トヨタやホンダのように、欧州にある次世代の燃費・騒音規制(純ガソリン車締め出し)を何とかパスできそうなフルHEVを持っているから異を唱えるならともかく、その規制が発効したら自車ラインナップがほぼ販売終了となるメーカーが反対を言っても、説得力がありません。
    ニッチを狙うといった2%もヤバいんじゃないかなと思ってしまいます。

  6. エネルギー問題 より:

    自前のエネルギーについては、こういう話もあるようです。

    ・【ぼくらの国会・第296回】ニュースの尻尾「大臣、紙読まないで エネルギーの独立を!」 2022年3月12日 
    https://www.youtube.com/watch?v=7ckh7Md84MU

    時間がなければ、特に23:23~から。
    自前資源のメタンハイドレートの採取と商用化はあと5年で開始と当時の経産相が言及。

    ・【ぼくらの国会・第25回】ニュースの尻尾「どうなっている?自前資源メタンハイドレートの開発」 2020年9月7日 https://www.youtube.com/watch?v=YEVNd0P9MFY

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