人間、10年先の予想すら難しい。カーボンニュートラルって27年先の話ですよ

70年くらい前の図鑑を見ていたら未来のクルマはこんな風になると出ていた。タイヤが無く浮いて走ると紹介されてます。50年くらい前の図鑑だと21世紀のクルマといえばデザインは当時流行りだした流線型。そして空を飛んでいる。70年前だと流線型という概念が無かったためか、まんまアメ車ですね。それにしても動力や浮力はどうやって作り出しているのか大いにナゾだ(笑)。

その他の交通機関を見ると飛行機からフネ、鉄道車両に至るまで片っ端から原子力である。考えてみたら10万馬力の鉄腕アトムは同じく70年前の1952年。やがて核融合になるが当初は原子力でした。夢のエネルギーだったんだと思う。ここにきて40年の原発寿命を20年以上延ばそうと画策してる。人口が大きく減る20年後の日本人に廃炉コストを押しつけようとしてるんだから酷い話です。

もっと時代を辿り、ショルダーフォンのサービス開始となった1985年に現在の携帯事情が予想できたかといえば大いに怪しい。もっと言えば1985年時点で5年後にパソコンで原稿が送れるようになるなんてイメージできず。いや、携帯端末にインターネットが接続できるようになったのですら1999年。わずか22年で携帯端末の依存度は驚くほど高くなっている。人間、将来を予想できない。

ここにきて27年後となる2050年のカーボンニュートラルの話がかますびしいが、みなさんの意見をみると現在進行形か、せいぜい2~3年後の状況を前提にしている。もう少し人類の英知を考慮した方がいい。ことによると日本だけ取り残されちゃってるかもしれませんけど。ちなみに原子力関係の技術は50年前から進化していない。物理の原則や壁を越えるのって難しいんだと思う。

だからこそクルマはタイヤやワイパー、12Vのバッテリーが残っている。ということで先行投資の取捨選択をしなければならない。そいつを上手にできた企業が生き延び、見誤ったら淘汰されます。我が国から自動車産業が無くなったら、次の手はなんだろう? 観光? アニメ? どれも国を背負っていけると思えない。だったら自動車産業に生き残ってもうらう以外無し!

全く関係ないことながらラリージャパン私のルノーの走りの動画を撮った方、いらっしゃいますか? もし「持ってるぞ!」というのならご連絡ください。

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3 Responses to “人間、10年先の予想すら難しい。カーボンニュートラルって27年先の話ですよ”

  1. 猫まんま より:

    子供の頃の未来についての展望。
    ①どこにいても連絡が出来る携帯デバイスが開発される【携帯電話で実用化済】
    ②無害の原子力エネルギーが普及して電気代が非常に安くなる【常温核融合?まだ実用化されていない】
    ③車が空を飛ぶ【飛ぶ車もどきのドローンは有るけど実用化はまだ先かな?】
    ④どこでもドアが開発される【さすがに無理かな】
    技術的には色々と凄いものが開発されてるんですけど変わらないのは人間の頭の中身だけです。
    NASAは未来に備えて惑星間インターネットとかワープ航法の理論研究とかいろいろやってるみたいだけど一番問題なのは人類がそれまでに自滅しないかが一番大問題なのかも?

  2. CX-60 より:

    キシダ首相がどんな基準で考えてるのかはわかりませんが、原子力は難しいと思いますよ~
    何で今更原発なのか、首相は国民の空気が読めないからと言われています。
    国民感情から、お金(補助金も足りない)から、技術的なことまで。。。先日、国が主導・補助金付けて国内半導体産業の再建のために企業体を作りましたが、アメリカと比べて補助金が一桁足りない。
    外国から原子力発電所を買おうとしてもお金が足りないと言われるかも。
    また、ロシアに近い日本に原発がまた出来たら紛争時に狙われる可能性もうあります。ウクライナでは原発が攻撃対象・人質になりました。アメリカが待ったをかけるかもしれませんね。

  3. PAL より:

    地熱発電をもっと前面に押し出してくれる政治家はいないものでしょうかね?

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