謹賀新年! 今年もよろしくお願いします!

昨年までいろんなメーカーに対し「利益率低くても燃費の良いコンパクトカーを作りましょう」とか「モータースポーツやって元気になりましょう」とお願いし続けてきた。自動車産業が環境対応などで変換点を迎え、トヨタは4年くらい前から全力で走り始めたことを感じたからだ。少しでも多くのメーカーに元気な状態でいて欲しいという私の願いでもあります。

やがてスバルや三菱自動車、マツダなんか「また始まった~。ウルサイやつだ」という顔をする状況に。そして実際ナニもやらなかった。2020年の新車予想を見ても、前出3メーカーは魅力ありそうなモデル無し。そらそうです。厳しくなる燃費規制をクリアするのが精一杯で、動力性能や楽しさなんか追いかけられない。私の世代だと1973年の排気ガス規制を思い出す。

排気ガス基準クリアが最大の課題であり、動力性能はガタ落ちでした。いすゞはこの時のダメージを回復できず、レベル低くて暗いクルマ作りばかりして脱落。当時いすゞが乗用車を止めるなんて考えもしなかったです。スバルが日本や欧州で魅力的&売れるECOカーを作れなければ同じようなことになるかもしれない。加えてスバルの場合、海外は基本的に別会社。撤退するのも簡単だ。

スバルの収益の軸になっているアメリカ市場ですら必要な日本人って最大で10人くらいだと思う。それ以外の国も現地任せ。営業系の人って50人も居ればよい。一般的に撤退は痛みを伴うが、スバルなら人員削減少ない。いや、このままだと日本も縮小均衡を余儀なくされる? ちなみにいすゞは乗用車から撤退したものの、ピックアップトラックで生き延びている(最近トヨタに押され気味)。

きっとスバルはアメリカで。三菱自動車も東南アジアで頑張っていくことだろう。マツダの場合、世界規模でボーダーラインにあるような気がします。直近の2年でブラックサタンの支配から抜け出せなければ大日本帝国大本営の如く徐々に厳しくなる。2019年は新車出しても売れ行き減なんだから深刻。結果として高いクルマ売ろうとしてるのにブランド作る予算までカットしてる。

一方、トヨタと日産、ホンダは余力を残す。トヨタについていえばTOP自ら危機感を持っており、世界的に見ても盤石。日産は厳しい評価を受けているものの、技術があるから舵取りさえ上手く出来たら期待出来る。ホンダについちゃ微妙。規制をクリア出来る技術力や資金力あるが、アメリカと中国以外は日本を含めジリ貧の兆候。2020年にどこまで方向転換出来るかだ。

自動車メーカーに限らず、2020年は頑張れる企業や人が業績を伸ばしたらいい。頑張っている企業や人を伸ばすことが我が国の将来のためになると思う。変わっていく状勢にキャッチアップ出来ず落ちていく企業や人を救えるような余裕などありません。ダーウィンの進化論の如く「変われるモノが生き残れる」。私も頑張っている企業や人を応援していきたいです。

そうそう。ゴーンさんの件をどう考えるかは、大局的な評価をする人か原理主義者で大きく分かれると思う。原理主義者は絶対許せまい。けれど大局的な評価するなら、日産を立て直し長年にわたり日本に大きく貢献した。不正をしたかもしれないお金も税金や人を欺して得たものではありません。私は税金を不正に使った案件と比べ、ずっとインパクト弱いです。

サポーターの皆様。2020年もありがとうございます! 会員掲示板のパスワードが変わりますので変更お願いします。 

 

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ