ホンダジェット
ホンダジェットが見事初飛行に成功した。今でこそ飛行機と言えば高度な技術を必要とし、日本の自動車メーカーにとっちゃ高嶺の花になっている。しかし75年前の我が国ときたら、そういったハードルを意にも介さず。今の中国や韓国と同じく「やれば出来る!」という強い意志を持っていたようだ。
嬉しいことに最近ユーチューブで第2次世界当時の日本の戦闘機の飛行シーンを気軽に見られるようになった。零戦より優
れた運動性能を持つと言われる隼のマニューバビリティときたら、最新の航空機と比べても負けていないと思う。当時、20歳代から30歳代の若手が設計したというのだから凄い。
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隼の動画
日本に足りないのは「若手に任せる!」という度胸かも。若いというのはそれだけで資質だ。可能性、と言い換えても良かろう。失敗しそうになったらベテランが教えてやればいい。「任せたい!」という気合いのある若手が少ないことも問題点ですけど‥‥。それにしても当時の日本人はレベル高かった。
ラバウル基地の搭乗員はガダルカナル島まで行って戦った。片道1000km。東京から小笠原と同じ距離です。そいつをGPSもない単発の零戦で目印の無い洋上を飛び、空中戦して帰ってきた、というのだから信じられない。加えて避難空港も無し。最新のプロペラ機を持ってしても大冒険である。
こういった「気合い」を今の日本が持ったらどうか? トヨタやホンダの燃料電池を使って飛行機を作る、なんていかがだろう。両社の最新型燃料電池のスタックは、おそらく100kg/110kWというイメージかと。200kgなら300馬力ということ。セスナであれば『
』級でございます。
燃料に液体水素を使えば、60kgほどの水素でガソリン400L分の航続距離になります。富士重工のアイサイト(元々小型機の自動着陸装置の技術)を組み合わせると、容易に運用可能。今の日本の自動車メーカーの技術をフルに使えば、相当面白い飛行機が作れるんじゃなかろうか。
双発機を開発すれば今後日本の問題点となると思われる離島間や僻地のアクセスに使えるし、世界的にも需要あると思う。ホンダジェットの飛行シーンを見ながら、そんな夢をみました。
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アメリカにあるような草の根航空文化が日本には無いです。空を飛ぶと言うのは一部の特殊な人のやることになっています。
また、日本の空自体が米軍と自衛隊の管制空域だらけです。
羽田空港を飛び立った飛行機がぐるっと一回りするのは東京の真上に巨大な米軍管制空域が乗っかっているから。
(http://www.sensenfukoku.net/policy/kuko/)
まず、この辺から開放していかないととても航空産業で日本が一流になるのは無理でしょう。
(日本に足りないのは「若手に任せる!」という度胸かも。)と有りますが、違う気がします。
そもそも、『隼』『零戦』『TV創世期』『HONDAのF1ターボ時代』等ベテランが存在していない時代です。
戦闘機(飛行機)に関しては、翼端の形状も理想形が発見されていず。用途によりどうするか決めていたふしがあるし。
前進翼か後退翼かも出て来たばかりで、どうすんの?と言う感じですし。
こう言う時代と、同じに論ずる事自体ナンセンス!
ベテランがいて若手と共闘しイノベーションした事例を挙げて欲しいです。
で関係無いですが。
ランブータンさんに質問です。
『日本市場などという大した規模でもないところ』とは何をもっての、考察でしょう?
僕は、世界第二位の経済大国で有った日本の市場が『大した規模』で無いとは思えません。
大和路さんにも質問です。
当時の戦闘機(特に日本)の離発着時の速度は時速百キロ前後、現代は3百キロ。
当然負担が違います。
当時のドイツ陸軍機ユンカースは未整地の飛行場に着陸できる様に、固定脚ですし。
陸軍機は戦闘機でも、対地攻撃能力を求めらるので(海軍機も同じであるが、限定されるため空戦能力の方を重視した)当然設計思想は違います。
車と同じで、そんな単純では無いと思います。
(隼のほうが性能がいいはず・・・・なんだけどなあ。)の論拠は?