ホンダF1,順調の反対

アロンソとバトンという来シーズンのドライバーラインナップを発表するなど、3月15日の開幕戦(オーストラリア)に向け開発が進んでいるホンダF1エンジンながら、いろんな話を聞くと順調とは言えないような雰囲気である。先日も2日に渡るテストを行ったものの、5周分しか走れなかった。

5周分、と書いたのは、ストレートを1回も通れなかったためである。1日目はトラブルでエンジン掛からず大半をピットで過ごし、やっと動いたと思ったらコース場で停止。2日目も同じような状況だったという。しかしレースメディアの多くは「問題ない」というホンダの発表をそのまま報じてます。

まぁヘタに刺激して取材出来なくなったら困る、ということなんだろう。モータースポーツのメディアも自動車ヒョウロンと同じくホメればいい、という時代になってしまった。本来なら「そんなんじゃダメじゃないんですか?」というスタンスで報じるべきだと考える。だって3月15日に開幕なのだ。

本来ならガンガン走ってなくちゃならぬ。しかもアブダビのテストに持っていた車両は、動くか動かないか解らないというレベルじゃなかっただろう。というか、そんなクルマを公式テストの時に持って行ったら恥をかくだけ。お金だってムダ使い。走るという前提でテストに臨んだと考える。

もちろん急速に信頼性が高まり、3月14日にポールポジションを奪取している可能性だってあります。ただ現時点での状況を見てる限り、期待するとガッカリしそうな雰囲気漂う。開発担当の新井さんという方は「テストエンジンと本場用は全く違う」と言ってるらしい。三味線弾いてると思いたいです。

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