マツダ藤原元副社長を辞めさせたのはトヨタというウワサが流れている
昨日の株主総会で藤原副社長の退任が決定した。辞める理由についちゃいろんなウワサになってます。マツダよいしょのメディアは「満期退任」。ありえないでしょ! 念願だった全権を持つCOOに就任したのは1年前ですから。本来ならさらに2年。そのまんま社長になると主張していた人だっていたほど。割と情報を持っていると認識していた私ですら2年はCOOかと覚悟した。
一方、辞める理由を書いているメディアもある。大きく3つの説があるようだ。1つは丸本社長の陰謀説。社長の座を狙っているから排除した、というもの。2つ目が毛籠さんの暗躍説。毛籠さん、アメリカ担当の時、藤原さんの言うことを全く聴かなかった(だからCX-50のようなヒット車を作れた)。毛籠さんが画策して藤原さんを追い込んだと報じるメディアもある。
3つ目がトヨタの怒りを買った、というもの。この場合、トヨタ=豊田章男さんを示す。そうだったら私は「よくぞマツダを救ってくれた! 素晴らしい!」と評価するけれど、そういった越権行為をする人じゃ無いし、そもそもマツダのステークホルダーだってそんなリクエストなんぞ相手にしない。ちなみに3つの説のどれかなら、必ず情報入ってくる。全て違うと考えます。
じゃなんで、ということになるのだけれど、以下、荒唐無稽です。藤原さんが大切なコンパクトカー作りも止めて高額車シフトしたのは、目算あったと思っている。藤原さんだってシロウトじゃない。ラージが大成功しない可能性も考えたことだろう。ホンダのZR-Vはホンキで売れると考えているようだけれど、そこまでクルマオンチじゃないと信じたい。
リスクヘッジはナニかといえばアップルカーだ。御存知の通りアップルは電気自動車を2025年に発売すると言われていた。SONYとホンダの協業はそいつに対するカウンターだと言われているほど。アップルカー、スマホと同じく自社工場で作らず外注に出す。その外注先がどうやらマツダだという話がずっとギョウカイに流れていたのである。担当部署の長は藤原さん。
私はこの話が流れたか、ペンディングになったんじゃないかと邪推する。アップルカーの話、最近全く出てこなくなった。真実を知っているのは取締役だけだと思う。そのメンバーが情報を出さない限り、藤原さんの辞任理由は明確にならない。もう一つウワサされている辞任理由は(他メーカーの総務担当は皆さん同じことを言う)やめておきます。
私はアップル説に1000ペリカ。アップル以外なら本人に説明してもらうのが一番スッキリすると思う。立つ鳥跡を濁さずで、あやふやなままの電撃辞任は本人の名誉を汚す。総務説、正しいのかと思われちゃいます。
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