5日のマツダ株、アップルカーの生産を請け負うという情報により150円のストップ高

2月5日にマツダの株が高騰! 150円のストップ高で960円になった。2月1日まで760円だったので何らかの情報が少しずつ流れていたんだと思う。興味深いことに三菱自動車の株も2月1日から70円上がって306円へ。日産も5日だけで44円上がった623円に。ナニが理由かとなればアップルカーの生産委託を受けるんじゃないかという憶測流れているのだという。

アップルカー、韓国の起亜自動車と組むと言われていたけれど、ご破算になったと伝えられていた。しかし5日の東京市場が閉まった後、再び起亜自動車と契約間近だというニュースも流れるなど完全に振り回されている格好。もし起亜自動車との提携が決まったらマツダの株は上がった分だけ落ちるかもしれない。三菱自動車や日産も上がった分だけ調整になる?

アップルカーの生産を委託されたら素晴らしいことかとなれば、客観的に考えると厳しいんじゃなかろうか。仮にマツダが選ばれたとしよう。確かに日本で販売されるアップルカーの生産に必要な工場の稼働率や雇用は生まれる。ただ自動車という製品、今や自由貿易にほど遠い。完成車であれば車両価格の2倍に及ぶ関税を掛けられる東南アジアへの輸出など出来ない。

アメリカやヨーロッパへの輸出もコスト的に厳しい。だからこそ日本の自動車メーカーは海外に工場を作っている。マツダならタイ工場などで生産する手もあるだろうが、その場合、文字通りの「工場」。生産コストに見合った収入しか得られません。ブランドが生み出す利益をアップルに持って行かれてしまう。アイフォーンだって工場の利益は限られ、大儲けしてるのアップルだ。

もちろん会社が無くなってしまうより1万倍は良いと思う。でも好ましい道にならないと考えます。またアップルがクルマを作っても私は買わない。スマートフォンですら信頼性の観点から本当なら使いたくないほど。でも命を托してるワケじゃないし価格だってクルマほど高くないため利便性が勝つ。けれどクルマでアイフォーンの信頼性やサービス体勢なら100%アカンです。

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