マツダ3関連の記事、半分以上ステマじゃないかと思っちゃう
ギョウカイなら誰でも知っている通りマツダは自動車メディアに広告を出さない。効果がないと考えているからだ。でも当然ながら宣伝予算あるんだと思う。そのお金でいわゆる「ステマ」(ステルスマーケティング。解らないようにやる宣伝のこと)的なことをやっているような気がします。例えば下の記事、グーグルなどがピックアップしており、グーグルのニュース見たら出てきた。
オーディオ専門情報メディアに「マツダの理想は“常識”ではないカーオーディオ。なぜそこまで音にこだわるのか?」という記事が出たら、誰だって「凄いね!」と認識するだろう。もちろんオーディオメディアが本気で凄いと思ったかもしれないです。されどマツダ3より高価&凝ったオーディオの評価が出ている専門メディアの記事って読んだことない。批判記事も読んだこと無い。
以下サポーターの方の意見です。「マツダ3オーディオの記事以外にもステマっぽいのありますね。共通しているのはマツダの人間に問うたインタビュー記事で絶賛していること。マツダの人に聞けばそりゃいいこと言いますよね」。そうなんですよ。引っかかるのはソコです。マツダ車、悪くないけど「凄いだろう!」と言われたら「普通でしょ」と思ってるのが私です。
自動車メディアなら明らかに「そうでもない」ということを「凄い!」とは絶対書かない。いや書けない。読者無くします。実際、マツダ3をべた褒めした記事出まわったものの、大手自動車メディアが次々と厳しい評価を下すのを見て読者から「なんだよ!」。逆に悪い評価になってしまった。自動車メディア、なんのかんの言っても厳しい読者が是正してくれます。
そういった意味じゃ最近になって「自動車メディア読者層の慧眼が日本の自動車産業を支えている」ような気がしてきた。マツダももう少し自動車好きに敬意を払った方がいいと思う。ということでマツダ3のオーディオです。もちろん聞いてみた。自動車用のオーディオってナニが面白いかと言えば「雑音だらけの環境で聞く」ことです。オーディオルームと全く違う!
日本車が本格的にオーディオを研究し始めたのは初代セルシオ。当時アメリカで「プレミアムオーディオ」が流行り始めており、標準のパイオニアに対しナカミチを入れた。続いてセラ。三菱もけっこうオーディオにチカラを入れてましたね。三菱のオーディオ、担当部門と何度もいろんな音を聞きながら意見交換したけれど、最終的に「クルマの音はクルマ屋が作る」に。
とはいえ以後、納得出来るオーディオがなかなか出てこない。BOSEも当たり外れ多く、レクサスのマークレビンソンだって、マークレビンソンというブランドイメージを打ち砕くほどアカン。なんたってボリュームあげたら音が割れるしバランスも悪くなる。やはりキャデラックに代表されるアメリカのプレミアムオーディオに及ばず。良いの、三菱のロックフォードフォズゲートです。
といった自動車用オーディオという評価軸でマツダ3を鳴らすと、絶対的な音量少ない。ボリュームあげたら歪んで気持ち良くない。低音のストロークも少なく、良いオーディオに共通する「ルームミラーを揺らす音波」が出ていない。悪くないけれど、素晴らしいともいえない普通の「少し良いオーディオ」だと思う。良質のソフトを準備して聞いてみてください。
結論です。日本車のオーディオはそもそも購入時の評価軸として優先順位低い。日本のユーザー、あまり真剣に聞かないからだ。この一点だけは慧眼の人が少ない。だから上手に宣伝すれば「凄い!」という評価になってしまう。マツダ3のオーディオ、考えてみたら私も評価を書かなかった。ここで「悪くも無いが飛び抜けて良くも無い」と付け加えておきます。
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