メディアの偏向
今回の不況報道で顕著なのが「従業員の解雇に対しメディア
は厳しい」ことである。もはや生産ラインから出てきた完成車の置き場所すら無くなっている状況にも関わらず「雇用を守れ!」の連呼ですから。といった点を考慮してホンダはF1から撤退したのであれば、妥当な「読み」だったかもしれない。考えて欲しい。年間予算500億円あるなら、年収500万円の従業員を
1万人雇用出来るということですから。
こういった圧力を掛けられてしまうと金額の問題じゃなくなってしまう。トヨタだってシーズ中のF1撤退もあり得る。実際、トヨタも2008年下半期の赤字額が1千億円に達するそうな。あれだけ在庫を抱えてしまえば当然でしょう。250万円で売れるクルマの余剰在庫を10万台持つと、それだけで2500億円もの売り上げが無くなる計算。ちなみに年産950万台規模だったトヨタなら、10万台は4日間分の生産台数。
事態はTVのコメンテーターやアナウンサーが考えているより深刻なのだ。それにしてもメディアの偏向は酷すぎると思う。自動車メーカーは何に使われるか解ったモンじゃないTVのスポット広告なんか止めたらいい。
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