メルセデスベンツ・ジャパンに12億円の追徴金。半導体不足と新型コロナの影響か。他は大丈夫?

メルセデスベンツ・ジャパンがやった不正の詳細についちゃ昼過ぎにアップしたいと思う。問題は「なぜ?」だ。2020年3月あたりから始まる不正の時期を見ると、半導体不足や新型コロナの影響など考えられる。当時、自動車産業にはいろんなことが起きてました。おそらく欧州メーカーの工場も無事じゃ済んでなかったろう。欠品はたくさんでていたに違いない。

かといって1つの部品のため工場を止めるのも悩ましい。はたまた部品の入荷少なければ、同じ部品を使って高く売れる仕様を作ったと聞く。アメリカ市場の場合、それでも全く問題なし。アメリカで販売されている新車は大ざっぱなグレードしか設定されておらず、オプション類は車両のスペックを列記し金額を出す「ステッカープライス」になる。

ユーザーは車両に貼られた装備内容&価格リストを見てクルマ選びをする。少し誇張して言えば、同じグレードでも10台あれば10台とも価格が違うほど。そんなクルマを日本にも送ったらどうか? 日本の場合、カタログという印刷物に価格や装備を列記。オプションリストも作る。メチャクチャな装備内容のクルマが届いたら、対応が難しい。

そんな状況を見て上野社長は「不正しちゃえ!」と指示を出したんだと思う。社長が知らないワケない。上野さん、社長を長くやり過ぎた。11年です。アドバイスしてくれる側近もいなかったんだろう。メディアに学生時代からの友達が多いと言われているけれど、仲間はすでに半分リタイア。現役メディアからすれば好感度メチャクチャ低い。有名なメディア嫌いですから。

私も社長インタビューで一度会ったっきり。引き際を誤る人って少なくない。他のギョウカイに行くしかなかろう。ここで気になるのが、2022年2月から始まる欧州争乱だ。2022年夏くらいから始まる混乱は、新型コロナより大きかった。今回明らかになったメルセデスベンツの不正対象を見ると2021年まで。欧州騒乱の時は適切に対応していたんだろうか?

ちなみに2022年夏以後、全ての自動車メーカーが影響を受けたと言っても過言じゃ無い。というか日本に入ってくるクルマの仕様はデタラメに近かった。メルセデスベンツ以外のブランドもアメリカのようにステッカープライスで売らないとダメなほど。ただ私が知る限り、適切に対応していたように思う。メルセデスベンツだけで終わることを願う。

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